特集

特集/共謀罪に手を貸す公明党&創価学会の自己否定

“御身大切”で共謀罪に賛成する創価・公明

溝口 敦

ノンフィクション作家

危険性を承知で成立に寄与

 安倍政権は過去3度廃案になった「共謀罪」法案を「テロ等準備罪」と名を変え、310日にも閣議決定して上程、成立させようとしている。

 安倍首相は124日の衆院本会議で「これを共謀罪と呼ぶのは全く誤りであります」と強弁した。その理由として、今回のテロ等準備罪法案は対象を「組織的犯罪集団」に限っていること。また「犯罪の準備行為が行われたとき」と限定して、初めて処罰の対象となること──を挙げた。

 だが、これらは06年の共謀罪の修正案にすでに盛り込まれていたことが判明している。安倍首相のウソは簡単に露呈したし、だいたい共謀罪で逮捕されるのは「組織的犯罪集団」のメンバーに限らず、一般国民全てが法の対象にされる。安倍首相は二重三重にウソをつき、果ては「法案を整備しなければ東京オリンピックをできないと言っても過言ではない」とテキ屋の口上よろしくまくし立てた。

 だが、公明党はこの危険きわまる法案に賛成している。共謀罪の危険性は十分承知しているはずだが、安倍の寵を競う維新という競争相手が登場した以上、あえて反対を唱えて、安倍にソデにされたくはない。しかし、政党としての見てくれも顧慮せざるを得ず、苦肉の策として法案は「犯罪対象が多すぎる」と注文をつけた。政府はこれを受けて667罪を277罪に削って、5つに分類した。

 内訳は、①テロの実行に関する犯罪──組織的な殺人や現住建造物放火、ハイジャック、拳銃などの発射、サリンなどの発散、流通食品への毒物混入など110罪。

②薬物関連──覚せい剤やコカイン、大麻などの輸出入・譲渡など29罪。

③人身に関する搾取関連──人身売買や臓器売買、集団密航者の不法入国、強制労働など28罪。

④その他資金源関連──組織的詐欺など101罪。

⑤司法妨害関連──偽証や逃走援助、組織的犯罪の証拠隠滅など9罪。

 と、並べている。

 一見もっともらしい外見だが、227日、衆院予算委員会ですぐ共謀罪法案の化けの皮が剝がれた。金田勝年法務大臣が、もともとどのような性質の団体であっても、犯罪を目的とする団体に「一変」した場合には、適用対象の「組織的犯罪集団」になり得るとの見解を示したのだ。

 民進党の山尾志桜里代議士が宗教法人やNPO法人、草野球チーム、同窓会のメーリングリスト、「ライン」グループを例に挙げ、性質が一変したと見なされれば、「組織的犯罪集団」になるのかと質した。金田法相は「もとの団体の性質は関係なく、(犯罪目的の団体に)一変した場合ということでとらえる」、「一変したと判断するのは捜査機関だ」と認めた。

 また通信傍受法の対象に「ライン」やフェイスブックなどのSNS全般が含まれると答弁、たとえ絵文字であっても共謀の合意は成立し得る、手段は限定して考えないと認めた。

 テロ等準備罪は老若男女を問わず、全国民を対象とする。全国民が共謀罪に問われかねない危険性が日を追うごとに明確化している。

 よく知られたことだが、創価学会の初代・牧口常三郎、二代・戸田城聖は昭和187月、警察に逮捕され、8月牧口は巣鴨拘置所に移された。同年11月、治安維持法違反と神社に対する不敬罪で予審請求を東京地裁に出された。

 その折の検察調書は牧口の罪状に関し、次のように結論している。

「謗法の罪をまねがれんが為には、皇大神宮の大麻を始め、家庭に奉祀する一切の神符を廃棄する要ある旨強調指導し、同人等をして何れも皇大神宮の大麻を焼却するに至らしめ、以て神宮の尊厳を冒瀆し奉る所為をなしたる等、諸般の活動をなし、以て神宮の尊厳を冒瀆すべき事項を流布することを目的とする前記結社の指導者たる任務に従事したるとともに神宮に対して不敬の行為をなしたるものなり」

 牧口、戸田は戦争に反対したから、治安維持法に問われたのではない。単に伊勢神宮の神札を焼いたからにすぎない。それだけが、治安維持法第7条「国体を否定し又は神宮若は皇室の尊厳を冒瀆すべき事項を流布することを目的として結社を組織したる者又は結社の役員其の他指導者たる任務に従事したる者は無期又は4年以上の懲役に処し」、及び神社に対する不敬罪に相当する行為だったのだ。

自縄自縛となる可能性大

 現在の創価学会・公明党は政権に服従し、世の大勢に従うだろうから、現在の治安維持法である共謀罪に引っ掛けられることはないと彼らは安心しているかもしれない。しかし、山尾志桜里代議士の挙げた例に宗教法人が含まれているように、創価学会という組織やその幹部をかつてのオウム真理教に準ずる「組織的犯罪集団」、あるいはメンバーとみなして、共謀罪で罪に落とすことはきわめて簡単だ。

 教団施設内に第三者を入れない徹底した秘密主義、教団施設で選挙など政党活動を行っている政教一体ぶり、海外への目に余る組織展開、池田大作氏の名誉あさりを意図した海外送金など、創価学会を国際的テロ支援組織と疑うことは決して不可能ではない。

 まして公明党は7月の都議選では自民党との連携を離れ、小池百合子都知事にすり寄っている。安倍自民党が公明党を裏切りと離反のヌエと考え、いずれ罰を与えようと考えたとしても不思議はない。

 にもかかわらず創価学会・公明党は戦前に犯した愚を性懲りもなく、もう一度繰り返そうとしている。それも法の成立に積極的に関与する形でだ。

 山口那津男・公明党代表は215日、衛星放送で都議選について聞かれ、軽い調子を装って次のように答えた。

「公明党は本来、歴史的には地方議会から始まった。その要である首都東京、都議会公明党は公明党の魂、原点といってもいいくらい重要な位置を持っている。絶対に勝たないといけないと言い聞かせている。23人を公認しているので全員当選を目指したい。小池知事側と選挙調整をしているわけでは今ないと思う。小池さんがいったいどこにどれだけお立てになるのか分からないので。ただ、競合してまずい結果にならないように、それは必要に応じて考えたいと思う」

 山口党代表がいかに冷静を装おうとも、公明党が今重大な岐路に立っていることは間違いない。創価学会・公明党は単に「現有組織勢力」を守る、自分が今占める地位を守る──に徹しているのだが、たまたま共謀罪と小池都知事の登場で中央では安倍政権、東京都では小池知事という股裂き状態に陥った。

 彼らの眼中に一般国民の姿はない。たとえ共謀罪で引っ括られようと、それこそ「わが亡き後に洪水よ来たれ」で彼らの知ったことではない。自分だけが大事な自分党だから、力を持つ者におべっかも使うし、すり寄って鼻毛のチリも払う。たとえ池田大作名誉会長が健在であっても、この事情は変わるまい。池田氏自身が御身の安全と安泰を第一に考える自分党だからだ。

 彼らにはこれさえあればという強力な武器がある。判断を創価学会・公明党の幹部たちに預け、たとえ共謀罪の成立を加速させようと、おとなしく従い続ける学会員大衆という羊の群れが武器なのだ。羊は自分の判断力を持たないが、選挙で投票できる一票は持っている。よく言うことを聞くこの一票さえあれば、幹部たちは股裂き状態になっても、何とか凌ぎ切れる。落ち目になっても、自分たちを高く売ることが可能なのだ。

 人が頭の中で考えていることを罰するのが共謀罪だが、創価学会・公明党の幹部たちは会員が頭の中で考えていることを思いやる想像力さえ切り捨てている。学会員はもともとどの政党に投票するか、どの候補者に投票するか、自分で判断する習慣を持たないのだから、「内心の自由」など無用の長物と考えているのだろうか。人間性の荒廃が極まって「日本死ね!」という状態は改まりそうにない。

溝口 敦(みぞぐち・あつし)ノンフィクション作家。1942年生まれ。早稲田大学政経学部卒。出版社勤務などを経てフリーに。宗教関係をはじめ幅広く社会問題を扱う。『食肉の帝王』(講談社プラスα文庫)で第25回講談社ノンフィクション賞、日本ジャーナリスト会議賞、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞の3賞同時受賞。『堕ちた庶民の神』(三一書房)『歌舞伎町・ヤバさの真相』(文春新書)『パチンコ「30兆円の闇」』『生贄の祀り』『あぶない食品』(小学館文庫)『武富士 サラ金の帝王』『池田大作「権力者」の構造』『中国「黒社会」の掟』『細木数子 魔女の履歴書』(講談社プラスα文庫)『暴力団』『続・暴力団』『薬物とセックス』(新潮新書)『抗争』(小学館新書)『やくざの経営戦略』(文春新書)など著書多数。

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信濃町探偵団

信濃町探偵団──創価学会最新動向

●写真はなくとも元気??

1月1日付「聖教新聞」「世界広布新時代 青年拡大の年が開幕」

「新年の歌 池田大作」「勝ちにけり 師弟の大山 揺るぎなく 不動の信心は 万代までも」

同「新春あいさつ 婦人部長 永石貴美子」

●東京都議会議員選挙に突き進む創価学会

 ――選挙の勝利は「創価学会仏」の正当性の証明&「池田先生のご入信70周年」慶祝のため

1月9日付「聖教新聞」「先駆の黄金柱 北九州で壮年大会 原田会長が激励」

「総福岡・北九州総県で8日、壮年部の大会が盛大に開かれ、原田会長が出席した。(中略)原田会長は、限界の壁、困難の波浪に襲われた時に男の真価が問われると強調。逆境を飛躍のばねに変え、壮年の底力で、広宣勝利の旗を満天下に示そうと呼び掛けた」

1月10日付「聖教新聞」「大東京に栄光の凱歌を 原田会長は目黒 北へ 葛飾は総会」

「大東京が栄光の凱歌を轟かせながら、“青年拡大の年”を前進!原田会長は9日、目黒総区と北総区の集いへ。両会合で会長は、いざ勝負という時に人間の真価が問われると強調。『今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり』を拝読し、『断じてやり遂げるとの一念で、愛する地域を、共感の輪と人材の連帯が広がる寂光土に』と念願した」

1月13日付「聖教新聞」「世界広布新時代第23回本部幹部会から(要旨) 『決意』と『実行』こそ学会の伝統 原田稔会長」

「世界広布新時代第23回本部幹部会の開催、誠におめでとうございます。(中略)池田先生は会長就任5周年の本部総会で、5年間における学会の見事なる前進を振り返られました。小説『新・人間革命』第10巻『言論城』の章には、こうつづられています。

『この聖業を成し遂げた創価学会は、まさしく、仏の御金言通りの、信心を骨髄にし、慈悲を血管にした一大和合僧の、仏の生命体であります。そして、鉄壁の団結をもって、民衆救済に進む、この姿、この力こそ、世界最高の、平和の大不沈戦艦であり、これを私は、“異体同心丸”と名づけたいのであります』との大確信の宣言であります。すなわち『創価学会仏』の生命は、わが『異体同心の団結』の一念にこそ脈打つ――この一点を、私たちは深く銘記していきたい。そして、広宣流布大誓堂の完成5周年へ、ますます鉄壁の団結で、広布を阻まんとする嫉妬の魔性を打ち倒しながら、全世界の民衆救済という大海原へと船出していきたい。破竹のスタートダッシュで、まずは上半期、全ての戦いを完全勝利で飾り、『8・24』池田先生のご入信70周年を、門下一同、盛大にお祝いしていきましょう」

1月18日付「聖教新聞」「全国で躍進の一年誓う座談会 原田会長は東京・足立へ」

「創価家族が躍進の一年を誓う、学会伝統の座談会が、全国各地ではつらつと行われている。原田会長は17日、東京・足立総区千住池田区の春風地区の集いへ。(中略)原田会長は、世界の各界の識者が池田先生の思想と行動に深く共感を寄せている模様を紹介。師と共に広布の大道を歩む誇りを胸に、偉大な勝利の人生をと激励した」

1月20日付「聖教新聞」「座談会は勇気の泉 原田会長が東京豊島へ」

「勇気の心あふれる座談会が、各地で行われている。原田会長は19日、東京・豊島総区の千川支部高松地区へ。(中略)原田会長は、異体同心の団結こそ広布伸展の要諦であると訴え、心を合わせて地域広布にまい進しようと呼び掛けた」

1月22日付「聖教新聞」「“喜び多き”座談会 原田会長は東京・北総区へ」

「原田会長は21日、東京・北総区の東田端支部喜多地区へ。(中略)原田会長は、『建設は死闘』との師の指針を胸に刻み、広布と人生の勝利を目指し、獅子奮迅の勢いで前進をと呼び掛けた」

1月23日付「聖教新聞」「東京 中野が勇気の行進」

「『東京凱歌』の先駆を担う中野総区の総会が22日、原田会長が出席して東京戸田記念講堂で盛大に開かれた。(中略)原田会長は、『嵐に不動の信心』こそ学会精神の根幹であるとし、ほとばしる奔流のような勢いで、あらゆる困難を乗り越えて、『中野が勝てば東京が、全国が勝つ』という信仰勝利の実証を示そうと励ました」

※創価学会の本部幹部会での会長発言では、これまで「お元気な池田先生とともに」というフレーズが枕詞になっていた。だが、今年初めての本部幹部会での原田発言を報じる「聖教新聞」記事からは、この枕詞が消えていた。「聖教新聞」元日号や1月4日号に池田大作名誉会長の近影写真が掲載されなかったことを含めて、池田氏のXデーは確実に近づいているのかもしれない。

 その本部幹部会発言で原田会長は、小説『新・人間革命』第10巻の記述を引用し、「創価学会仏」は「異体同心の一念」に宿ると強調。その上で都議選に向けての「異体同心」での選挙闘争を呼びかけるとともに、「池田先生のご入信70周年を、門下一同、盛大にお祝い」するために「破竹のスタートダッシュで、まずは上半期、全ての戦いを完全勝利で飾」ろうと強調した。「全ての戦い」の中に8月の入信記念日直前の7月の都議選が含まれているのは当然である。

 その都議選の前哨戦と位置づける1月の北九州市議選、さらには大阪・茨木市議選、岡山・倉敷市議選、埼玉・戸田市議選で、創価学会は組織上げての選挙戦を展開した。原田会長が北九州や東京各地に率先して足を運び、都議選勝利に向けた「異体同心」での選挙闘争を煽るなどしたのだが、1月度本部幹部会の発言からは、その狙いが「創価学会仏」の正当性の証明と、池田氏の「入信70周年」を祝うためのものであることが読み取れる。

 かつて創価学会は、政界進出を「政界浄化」のためなどと強調、選挙闘争を「立正安国」のための法戦などと主張していたが、集団的自衛権の行使容認や安保法案への賛成、さらには稀代の悪法である「治安維持法の再来」とも批判される特定秘密保護法や共謀罪に賛成することで、従来の政治的主張を自壊させたことで、説得力を喪失した挙句、ついには選挙闘争のモチベーションとして、池田氏の「ご入信」を慶祝することを掲げるに至った。

 自分で物事を考えることを停止させる反知性主義の全体主義集団の帰結といえばそれまでだが、それが創価学会という教団内部の問題として自己完結するのではなく、選挙結果を通じて広く社会一般に悪影響を及ぼすだけに、看過できない。本誌が創価学会・公明党の政教一致・政教一体問題を、そして自公連立政権や地方議会における公明党の政治的影響力を問題視するゆえんである。

●前哨戦の結果に欣喜雀躍――だが組織力の低下は顕著

1月31日付「聖教新聞」「公明党北九州市議選に完勝」「過去最高の13議席を獲得歴史的な大勝利」

「2017年政治決戦の前哨戦として注目を集めた29日の北九州市議選(総定数57)で、公明党は13候補全員が当選。2議席増で過去最高の13議席を獲得した。同日行われた埼玉県戸田市議選も全員当選となり、22日の大阪府茨木市議選、岡山県倉敷市議選と合わせて本年初頭の四つの大型市議選で公明党は完全勝利を飾り、今夏の東京都議選へ、大きな弾みをつけた」

※上述したように、東京都議選の前哨戦と創価学会が位置づける北九州市議選・戸田市議選・茨木市議選・倉敷市議選で、公明党候補全員が当選したことに創価学会が欣喜雀躍している。とくに北九州市議選では、議員定数が削減されたにもかかわらず、現有議席を2議席増やしたことに大喜び。得票数も北九州市議選では、前回比3567票増の75365票で、得票率も過去最高だったと創価学会は「完全勝利」を誇示している。

 しかし前々回平成21年の北九州市議選での公明党の得票数は84600票で、前々回比では9235票のマイナス。そして戸田市議選は前回比835票増だったが、茨木市議選は473票減、倉敷市議選は267票減となっており、18歳選挙権が導入されても創価学会の勢力や活動能力は低下していることが浮かび上がる。結局、北九州市議選の投票率が39・2%と40%にも達していない事実が示すように、一連の市議選での勝利は、低投票率の中で創価学会の組織票が有効に作用したということであり、投票率が上がれば創価学会・公明党の選挙は苦しくなる。小池知事の登場で注目が集まる都議選は投票率が上昇するものと考えられる。それだけに苦戦必至の創価学会・公明党は躍起となっている。

●都議会公明党新春賀詞交歓会

1月7日付「聖教新聞」「公明党は地方政治の要 山口代表 都議選の大勝利を誓う 東京都本部賀詞交歓会」

「公明党東京都本部の新春賀詞交歓会が6日、東京・新宿区内で開催され、山口那津男代表、太田昭宏全国議員団会議議長らと共に、政界、経済界、労働界などから多数の来賓が出席した。

 高木陽介衆院議員(東京都本部代表)は本年の一大政治決戦となる夏の都議選について『予定候補23人の全員勝利へ、団結してまい進する』と力強く決意を語った。山口代表は『自公連立政権はこの4年余り、デフレ脱却を目指して着実な成果を挙げてきた。これかもしっかりと政権を支えていく』と力説。(中略)山口代表は『政治の安定を図るためには、地方政治がしっかりとした基盤を固めることが大事だ』と強調。その上で『改革と共に継続性が重要な都政において、長い間、安定を保つ要の役割を担ってきたのが都議会公明党である』と訴え、公明党が都議選で勝利し、都政改革を前に進めていくと力説した。

 一方、来賓の二階俊博自民党幹事長は『公明党と自民党が共に手を携えて協力してきた歴史が今の日本の政治の歩みだ。協力できるところは協力し、両党が責任を持ち対応したい』とあいさつ。小池百合子都知事は『これまでの信頼関係をベースにしながら、都民のための都政を確実なものにし、東京大改革を進めるため、共に歩んでいきたい』と語った」

※国政では自公連立政権を、都政では小池都知事との連携を模索する公明党&創価学会。山口代表の発言には、さながら(ぬえ)のような特異な宗教政治集団の本音がよく示されている。公明党東京都本部の新春賀詞交歓会での二階自民党幹事長、小池都知事の挨拶からは、この国の政治に創価学会という特異な宗教政治集団の政治的影響力が大きく影を落としていることが分かる。

 その創価学会を組織母体とする公明党は、候補者23人の全員当選を目指すが、中野区と北区で定数が1議席削減されるなど厳しい情勢であることから、都議選勝利のために早々に都議会自民党と袂を分かち、小池知事の提唱する「東京大改革」の先兵的役割を演じることで、「完全勝利」を目指している。見え透いた蝙蝠(こうもり)飛行だが、その臆面のなさには呆れるしかない。

●『新・人間革命』の血肉化強調する池田博正主任副会長

3月1日付「創価新報」「弟子の道 小説『新・人間革命』に学ぶ」「師と共に不二の道を歩み続ける」「インタビュー 池田博正主任副会長」「『精神の正史』ここに 弟子の実践で継承を」

「あの地この地で奮闘する友へ、先生は毎日、希望の指針を贈られています。2010年以降、先生が直接、会合に参加されないようになったことで、『新・人間革命』の意義は一層、大きくなりました。先生は小説で、創価学会の精神の正史と、自身の心境をつづられながら、『今』の読者に力強くメッセージを発信されているのです。

 時代が進めば、小説で描かれている当時のことを知る人は減っていきます。もちろん、その場に居合わせた人の証言は貴重ですが、『新・人間革命』がつづられることで、折々の広布史や学会精神が“先生の思いとともに”永続的に伝わっていく──ここが重要な点です。言い換えれば、『新・人間革命』は、後世の学会員の依処となる“文証”とも言えるでしょう。ゆえに、私たちが今しっかりと学んでいくことこそが、『学会の永遠性』の確立につながっていくのだと確信します」

「これからの時代は、完結に向かう『新・人間革命』を、弟子の立場でどう深め、実践していくかが鍵となります。いかに自分たちの血肉とし、後世に正しく伝えていくか。その意味で皆さんは、使命ある“新・人間革命世代”と言えるでしょう。

 また、新聞連載を読む上で、私は毎日の“切り抜き”も大事だと思います。前後のつながりを意識し、全体像を押さえていくことが大きな意味をなすからです。(中略)私は、いまだに『人間革命』第10巻の“切り抜き”を持っています。もう40年近く前のものですが、わが『青春の宝』です。

 きょうも小説『新・人間革命』が掲載された聖教新聞が届けられる。このかけがえのない一日一日を、池田先生と共に勝ち飾り、師弟共戦の金字塔を築いてまいりましょう」

※創価学会青年部の機関紙「創価新報」に池田大作氏の長男である池田博正主任副会長が登場。『新・人間革命』を学び、師匠である大作氏の意思を血肉化し継承することの重要性を強調している。

 父親である大作氏を「先生」と尊称する博正氏。子息である博正氏が、大作氏を「父」とは呼ばず「先生」と呼ぶことで、子息でさえ師弟の筋目・けじめをたてているとアピールしたいのだろう。が、それにしてもクサイ演出である。

 その冒頭で博正氏は、大作氏が2010年の5月以来、会合に出席しなくなったことから、『新・人間革命』の意義はさらに重要になったとし、大作氏が日々、全国各地で奮闘する会員に対して、「創価学会の精神の正史と、自身の心境をつづられながら、『今』の読者に力強くメッセージを発信」しているとアピールする。

 当然のことながら、この発言は『新・人間革命』を大作氏が日々執筆しているという前提に立っており、創価学会の首脳幹部である以上に、大作氏の子息である博正氏も大作氏が元気という「演出」、悪く言えば「虚構」を補強していることが分かる。

 それにしても「小説」すなわちフィクションだとしながら、『新・人間革命』は、「創価学会の精神の正史」であり、そこには大作氏の「心境がつづられ」ているとして熟読玩味、血肉化を図るために新聞の切り抜きまで推奨する博正氏。

 創価学会の次期会長は、谷川佳樹主任副会長が有力と見られているが、青年部に対して大作氏との「師弟の道」を説く博正氏が、お血筋もあることから、組織の安定と求心力の維持のために、案外、原田会長の次の会長、もしくはSGI会長に就任する日が近いのかもしれない。

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月号目次

閻魔帳

「テロ対策」に看板かけかえた新「共謀罪」の危険性/有田芳生

特集/都議会公明党とSGI提言に見る創価・公明の特異な属性

創価学会と公明党の属性を示した「SGIの日記念提言」と都知事スリ寄り/乙骨正生

小池都知事スリ寄りが示す深刻な組織力低下/森 功

大手メディアは「SGIの日記念提言」をどう報じたか/段 勲

トピックス

安倍・トランプ会談の仲介者は統一教会(家庭連合)と報じた「新潮45/鈴木エイト

トピックス

不祥事相次ぐ公明党地方議員の属性か 元副議長の東村山市議OGが老人クラブ会計から着服/本誌編集部

連載

短期集中連載[三笠宮の言葉](下)

歴史学者として広岡裕児

新・現代の眼(第回)

黒く塗りつぶせ菅野 完

ヨーロッパ・カルト事情228

微小セクトの繁殖と大セクトの適応能力広岡裕児

執筆者紹介  編集後記

編集後記から

 1月20日にアメリカの新大統領にドナルド・トランプ氏が就任。以後、次々と大統領令を発令し、難民や中東・アフリカのイスラム圏7カ国からの入国の一時禁止や、メキシコとの国境での壁の建設などを打ち出しています。これに対してアメリカ国内はもとより世界各国からも批判や非難の声があがっており、その中にはフランスやドイツ、カナダの政府首脳も含まれています。

 このうちフランスのオランド大統領は、トランプ大統領との電話会談において直接、難民の受け入れを一時的に停止したことや保護主義的政策を強く批判。地球温暖化政策に反するパリ協定からの離脱についても注文をつけました。同様にドイツのメルケル首相も、「テロとの戦いが必要不可欠なのは疑いようがない。しかし、イスラム教のような特定の信仰や出身国を理由に、全員に疑いをかけることは正当化できない」とし、「このような考えは、国際的に難民を支援・協力しようとする基本原則があるという私の解釈とは相容れません」と批判しています。

 これに対して我が日本国の安倍首相は、国会答弁で「コメントする立場にない」と繰り返すのみ。日本がアメリカの属国であることを自ら証明するかのような及び腰の発言に終始しています。日頃「戦後レジームからの脱却」だとか「世界の中心で輝く国」になるなど大言壮語し、「自由主義・民主主義・基本的人権」などを共有する「価値観外交」を展開するとしていながら、いざとなると何も言えない夜郎自大な姿には呆れるしかありません。

 まあ、A級戦犯容疑者だったにもかかわらず戦犯指定が解除され、総理大臣にまでのぼり詰めるお膳立てをしてもらい、日米安保条約の改定に尽力した祖父をもつ安倍首相とすれば、アメリカに物申すなどということは論外なのでしょう。

 アベノミクスの成長戦略の要と位置づけていたTPPからの離脱や、貿易不均衡発言に為替誘導批判と、安倍首相の政策と対峙するトランプ大統領との会談がけだし見ものです。

 そんな安倍首相、自公連立政権を支える創価学会の「永遠の師匠」が、今年も「SGIの日記念提言」を発表。その中で、大統領当選時に祝電を送ったトランプ大統領に、早期に核軍縮と緊張緩和のための米ロ首脳会談をするよう提唱しています。池田氏の求心力を維持することを目的にした不毛な提言。詳しくは特集記事を。

 いま創価学会は、「創価学会仏」の正当性を証明するために東京都議選に向けて組織あげての選挙闘争に突き進んでいますが、小誌は今後も宗教と政治に関する事実と真実を追究し続けます。

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特集都議会公明党とSGI提言に見る創価・公明の特異な属性

小池都知事スリ寄りが示す深刻な組織力低下

森 功

ノンフィクション作家

公明党“抱き込み作戦”

 7月22日の任期に伴う注目の東京都議会選挙が、6月23日告示、7月2日投開票に決まった。小池百合子が都知事になっておよそ1年、〝小池新党〟がどこまで勢力を伸ばすか。新聞やテレビは、ここぞとばかりに囃し立てている。

 彼女の率いる政治団体「都民ファーストの会」を運営する小池政治塾「希望の塾」では1月に入り、都議選に向けた候補者選定の試験を実施。昨年4000人が集まったと話題になった塾生のうち、1600人が受験。この先、300人の合格者を対象に「都議選対策講座」を開き、そこから3040人の候補者に絞り込んで都議選に出馬させるという。

 ちなみに新党結成については、中央政党なら5人以上の国会議員が必要などといった条件があるが、いわゆる地域政党は単なる政治団体と同じ扱いである。つまり政治団体「都民ファーストの会」は結成時から〝小池新党〟ともいえ、都議会の候補者はそこから出馬すればいいだけの話だ。

 言うまでもなく、これらは橋下徹の「維新政治塾」や「大阪維新の会」(現・日本維新の会)を真似たものだろうが、彼女はいずれ地方政党ではなく、中央の「新党」を結成するのではないか、とも囁かれる。その代表には元みんなの党の渡辺喜美が就くのではないか、という怪情報まで飛び交っている。

 くだんの「都民ファーストの会」では、すでに現職都議3人と豊島区議の計4人を第1次公認候補とすると発表。4人は先の知事選で小池支持に回った元自民党所属議員で、いずれも自民党から離れている。3人の都議は離党にあたり新会派「かがやけ Tokyo」を結成し、そこから除名処分を受けた豊島区議とともに改めて「都民ファーストの会」に合流した。

 4人は来る都議選において、小池新党から自民党幹部相手の刺客として送り込まれる。たとえば音喜多駿は「都民ファーストの会」の東京都議団幹事長として、都議会自民党幹事長の高木啓と北区でぶつかる、

「会派を代表して争う象徴的な選挙区になる」

 音喜多は記者会見でそう気勢をあげ、高木と定数3の議席を争う。その都議選で最も注目されているのは、やはり前自民党都連幹事長のドン・内田茂の千代田区に誰を刺客として送り込むか、だ。

「テレ朝の人気アナウンサーだった龍円愛梨が最有力」

「いやお笑い芸人のエド・はるみだ」

 といった調子で小池サイドはボルテージがあがる。

 いっときは引退が囁かれた内田自身も真っ向から受けて立つ構えで、こうした小池新党の挑発に対し、自民党幹事長の二階俊博もさすがにはらわたが煮えくり返っている様子だ。記者団の囲み取材に対し、「全面対決がお好みならば受けて立つ」と早くも臨戦態勢に入っている。

 そして、そんな都議選において、勝敗のカギを握るといわれているのが、公明党の動向である。小池百合子は自民党と敵対しながら、公明党に秋波を送り、その〝抱き込み作戦〟が成功しつつあるともいえる。

刺客に怖気づく公明党

 3人の造反議員が出たとはいえ、定数127の東京都議会における現在の最大会派は、いうまでもなく57議席を有する自民党である。22人(注・1月に現職一人死去)の都議を擁する第二会派「都議会公明党」を合わせれば、80議席となり、余裕で過半数を超える。

 ただし、公明が小池新党と連立するようになれば、過半数に近づく。万が一小池新党の候補者の40人が当選したら63議席という計算だ。

 実際、都議選の23人全員当選を目指す公明は、小池新党に刺客を立てられたら大変だ、とばかり小池にすり寄っている。昨年12月には、都議会自民党との連立解消を宣言。表向きの理由は、議員報酬の削減を巡る意見の対立とされるが、まさに前代未聞だ。来る都議選に向け、小池人気に怖気づき、刺客を送り込まれる事態を避けたかったからなのは疑いようがない。

 もっともそこには都議会だけでなく、永田町の思惑が絡むので、ことはそう単純にはいかない。中央政界での公明党は「下駄の雪」と皮肉られながら、安保やカジノなど政策の違いがあっても、決して自民から離れない。

 ところがそれが一転、都議会では都知事にすり寄り、〝決別〟を表明したのだから、とうぜんそこには仕掛け人がいる、とある公明党の関係者が裏事情を打ち明ける。

「都議会公明が小池都知事と手を組むように働きかけたのが、前公明党代表の太田昭宏さん。太田さんと小池さんは、池袋のある有力後援者のつながりで、親密な間柄です。もともとこの後援者は鳥取出身で、タニマチとして同郷の石破茂を応援してきた。石破さんが自民党総裁選に出馬したとき、小池さんが石破さんについたのもそこから。東京12区(北区)を地盤としてきた関係から、太田さんも彼と親しくなり、今回、小池さんを都議会公明と結びつけたのだといわれています」

 このタニマチ、実は昨年の週刊新潮で「闇金業者」と報じられたご仁だ。同誌では、小池が昨年8月ブラジルのリオ五輪閉会式に参加したとき、身に着けていた和服がタニマチの愛人のものだったと報じている。

 一方、太田は09年の衆院選で落選(比例復活)して党の代表を山口那津男に譲ったあと、自公政権が復活した1212月の第二次安倍政権で国土交通大臣に抜擢された。公明党内の運輸・建設族議員として地位を不動のものとし、国交省や東京都、さらにゼネコンに睨みを利かせてきた実力者だ。

 くだんのタニマチはその太田や石破をはじめ、とにかく自公に顔が広い。先の公明党関係者は次のような話までする。

「彼は福島第一原発事故のあとの除染事業にも首を突っ込んでいました。ゼネコンの下請けとして、ある会社が組合組織をつくって参入したのですが、それを後押ししたのが、このタニマチであり太田さんだといわれていました。そこには、自民党都連会長の下村博文(幹事長代行)の名前も取り沙汰されていた。タニマチを中心に、小池、太田、石破、下村という人脈が築かれていたのだと思います。それもあって小池さんは公明との関係づくりをうまく運べたのではないでしょうか」

 東京大改革なる旗を掲げ、清新なイメージを振りまいて新党ブームを仕掛ける小池百合子都知事。改革を標榜する割に、政策は目新しくもなく、さほど成果は上がっていない。が、豊洲市場や東京五輪に待ったをかけ、思うようにいかないと見るや、あの手この手を繰り出す。それが公明や民進党との連携だ。

自主投票の背景にあるもの

 その小池にとって、都議選に向けた最初の試金石が、2月の千代田区長選となる。

〈公明党は26日の中央幹事会で、東京都千代田区長選(29日告示、2月5日投開票)について、自主投票とすることを決めた〉

 1月27日の読売新聞ウェブ版にはこうある。公明党はこの数年、微妙な選挙になると、党としての態度を曖昧にする戦法をとってきた。千代田区長選でも本音は小池の応援する現職の石川雅己区長側につきたいところはやまやまだろう。だが、その反面、石川の対抗馬として出馬する与謝野信には自民党本部がついている。そこにも気遣う要があるので、自主投票といういかにも中途半端な形をとっている。

 これは大阪都構想の住民投票や大阪府知事と大阪市長のダブル選挙のときと同じやり方だ。衆院選で自ら公明党の刺客として出馬すると公言したおおさか維新の会(現日本維新の会)の橋下徹に恐れをなし、自主投票を決めた。実はそれを働きかけたのが、維新の会、公明党に気脈を通じる官房長官の菅義偉だった。

 しかし、今回の千代田区長選では、菅官房長官が与謝野を強力に応援し、小池と対峙する構えを見せている。石川優位が伝えられるなか、万が一にも与謝野が勝てば公明は立場がない。公明にとってはそこも怖い。

 小池人気がどこまで続くか、それが来る都議選の焦点なのは間違いない。が、その実、もともと彼女が選挙に強いか、といえばそうではない。

 圧勝に終わった1年前の都知事選を振り返ってみると、実はタナボタ勝利だ。舛添要一の失脚に慌てた自民党都連がタレントパパの擁立に失敗した挙句、地味な元総務官僚を担ぎ出すしかなかった。一方、チャンスだったはずの民進党は、出馬すれば当選間違いなしとされた現在の党首が渋り、代わりに野党共闘候補として有名ジャーナリストを立てたが、あまりの勉強不足で失速。その間隙をぬって旋風を巻き起こしたのが、小池都知事だ。

 したがって固い選挙基盤や支援母体があるわけでもない。浮動票頼みだから、常に話題づくりをし、人気を保たなければならない。そこに各党が振り回されているのだが、なかでも翻弄されているのが公明党である。区長選で勝敗のカギを握るといわれるものの、上層部のそんな中途半端な態度や迷走ぶりが支持母体の創価学会にも伝わり、組織が揺れている。

 従来、東京や大阪では創価学会の青年部や婦人部をフル活用して選挙戦を戦ってきたが、この数年、組織選挙の強みが揺らいでいる。それが顕著に表れたのが、今度の千代田区長選であり、来る都議会選挙である。(文中・敬称略)

森 功(もり・いさお)ノンフィクション作家。1961年生まれ。新聞、出版社勤務等を経て2001年、ノンフィクション作家に。『黒い看護婦』『ヤメ検』(ともに新潮文庫)『同和と銀行』(講談社+α文庫)『泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴』(文春文庫)など著書多数。最新刊は『総理の影 菅義偉の正体』(小学館)。

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1月号目次

 

 

閻魔帳

酉年に右顧左眄し延命を図る蝙蝠集団/乙骨正生

 

特集/博打解禁を許し都知事にスリ寄る宗教政党の欺瞞

カジノ法案に小池都政とコウモリ飛行をまた始めた「公明党=創価学会」を斬る/古川利明

平和を安保で捨て、福祉をカジノで捨て 創価学会が「仏」になって公明党はどこへ行く/川﨑泰資

小池知事に接近、自民と亀裂?? 都議会公明党の俗流「利 善 美」/柿田睦夫

大衆の党・公明党が「自主投票」を選択したカジノ法案/段 勲

 

トピックス

幸福の科学信者による祖父母殺害事件と幸福の科学学園問題/藤倉善郎

トピックス

『実名告発 創価学会』執筆者が記者会見/及川健二

 

連載

短期集中連載[三笠宮の言葉](中)

皇族・生き残った旧軍人としての責務広岡裕児

新・現代の眼(第回)

線路はつづくよどこまでも菅野 完

信濃町探偵団──創価学会最新動向

執筆者紹介  編集後記

 

 

 

編集後記から

 今年、平成29(2017)年の3月に、小誌は創刊満15年を迎えます。

 その創刊号(H14・3/1号)には、自公連立政権の発足による創価学会・公明党の政治的影響力の拡大により、民主主義と政教分離の危機が現実のものとなっているにもかかわらず、創価学会・公明党についての正確な情報の発信が困難となっていることから、創価学会問題を社会に広く発信するために小誌を刊行するとの、創刊の動機と理由が掲げられています。

 以来、今号で通巻252号にわたって創価学会問題を中核とする宗教と政治、宗教と社会の諸問題についての報道、情報発信を続けてきましたが、遺憾ながら自公連立政権はいまだに続いているばかりか、政治評論家の藤原弘達氏が、創価学会の言論出版妨害の対象となった著書『創価学会を斬る』の中で、創価学会という宗教的全体主義集団と、自民党内の右翼ファシズム勢力が結合した場合、日本の議会制民主主義は終わりとなると予見した、日本の不幸な未来図は、日本会議(日本青年協議会)という右翼・保守的勢力に支えられた安倍晋三首相と創価学会・公明党のタッグ・マッチの結果、現実のものとなろうとしています。

 もっとも創価学会は、「永遠の師匠」に祀りあげた池田大作氏の健康状態の悪化とともに、組織内部の矛盾や歪みが拡大し、「創価学会仏」宣言なる珍妙な宣言をしたものの、混迷と混乱は収まる気配はなく、その組織力は確実に低下を続けています。

 おそらく今年7月の都議選、そして近々に実施が予想される衆院総選挙では、厳しい現実が創価学会に突き付けられることでしょう。

 そのためには創価学会に関する正確な情報の発信が不可欠です。その意味で、小誌は今年も宗教と社会・宗教と政治に関する事実と真実を追究し続けます。15年にわたって刊行を続けてこられたのも、ひとえに読者の皆さまのご支援のたまものであり、ここにあらためて感謝を申し上げるとともに、もうひと踏ん張りすることをお誓い申し上げる次第です。

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特集/博打解禁を許し都知事にスリ寄る宗教政党の欺瞞

 

平和を安保で捨て、福祉をカジノで捨て 創価学会が「仏」になって公明党はどこへ行く

川﨑泰資

元・NHK記者

 

 

 都議会で公明党が議員報酬の引き下げ案を巡って自民党と対立、東村幹事長が「自公の信頼関係は崩れた」として自民党と決裂を表明した。今年の都議選を勝ち抜くためには小池知事の与党になる以外にないとはいえ、公明党の政治進出の原点ともいえる都議会での波乱は国政にも影響をするのか。

 国会では2015年、集団的自衛権の行使容認から安保法改正で、公明が創価学会の下部組織の婦人部などのはげしい批判を振り切って安倍政権に歩み寄った。しかし憲法学者が揃って「違憲」立法と言うこの「戦争法」への反対は根強く、創価大学、創価短期大学の職員が「法案に反対する有志の会」を立ち上げ、学会員が反対署名を集め、反対デモに加わるなど学会員の反乱が続いた。16年には臨時国会の終盤、突如自民党を中心に有志議員が提出したカジノ法案に公明党は賛否を表明できないまま自主投票に追い込まれ、山口代表、井上幹事長の党中枢が反対票を投じたものの、議員の多数は賛成に回った。例を見ない重要案件での分裂である。

 党の看板である「平和」を安保で捨て、「福祉」をカジノで捨てた事に他ならない。

 一体、公明党はどこへ行こうとしているのか。創価学会・公明党の政治路線はどうなるのか、国政での自公連立の実体を改めて問いなおすことが必要だ。

 

進むポスト「池田」の新体制

 創価学会・公明党の絶対的な指導者、池田大作が病に倒れ、10年5月以来、人前から姿を消し学会員を含めた大衆の前で言葉を発した事は確認されていない。学会は「池田は健在で執筆活動などに専心している」とあからさまな嘘をつき、それを大新聞社に流させるなど執拗な隠蔽工作を続けている。だが「集団指導体制」に移行している事を間接的には認めている。宣伝戦はともかく、池田が公けに姿を見せなくなって以来、池田の言葉や執筆物は全て幹部による「代作」であることは間違いない。既にポスト池田に向けての体制作りのただなかにある。

 15年の学会創立記念日を前に突如、発表された創価学会の新人事が「ポスト池田体制」の第一段であったことは明らかだ。原田会長の四選を決め、その原田が衆院小選挙区からの撤退と自公の全面的な選挙協力の見直しの「政治縮小路線」と言われた正木理事長を更迭し、逆に政治路線の強化を主張する谷川学会本部事務総長を事実上のナンバー2に据える新人事である。集団的自衛権の行使容認を柱とする安保法制を創価学会の反対や懸念を振り切って認めたのは、ポスト池田を巡る双璧とされた正木、谷川の選択で政治路線強化の谷川に軍配を上げた事を意味する。この結果、学会の婦人部などに信望の厚い正木は中枢から去り、学会・公明党の主流は政治重視路線に一本化された。安保で平和を捨てたと言われる由縁である。

 そして「ポスト池田」の第二弾が思いがけない「創価学会仏」という奇手である。16年の学会創立記念日を前に、今度は会則改正で会則の前文に「創価学会仏」という文言を付け加えた。何と創価学会という教団そのものが「仏様」になったというのだ。これでは学会員にすら何のことか分からない。あえて解釈すれば池田が本当に死去した時、カリスマ性の無い会長や執行部では会員の動揺が抑えきれないと見て、従来「生き仏」として機能してきた池田に代わって不動の「仏」を創価学会という教団そのものにするという苦肉の策ではないのか。こうすることによって学会が生みだす莫大な利権を散逸させずに済む。究極の組織防衛、自己保存体制の確立である。

 学会はポスト池田の二段階の措置によって池田死去後の体制を整えたと言える。

 

創価学会主導の政治路線

 政治報道では公明党の動静がまことしやかに伝えられるが,実態は創価学会という教団の言いなりに平和も福祉も自由に操られている。つまり言論出版妨害事件で反省し、捨てたはずの政教一致が今や完全に復活している。

 平和に関して公明党は、1992年自衛隊の初の海外派遣となったPKО協力法に賛成、03年自衛隊のイラク派遣への先導的役割、15年集団的自衛権行使容認に続く安保法改正に賛成と次第にエスカレートし、その延長に自衛隊の駆けつけ警護を認めるのでは最早「平和の党」とは言えない。福祉についてはそれなりの実績を残してきたものの、16年の臨時国会会期末でのカジノ法への賛成が公明党の半数を超えたことは、「大衆と共に生きる」池田の考えとも大幅に異なることは確かだ。反対の党議決定を出来ず、博打依存症の対策も無くカジノ法に多数が賛成したのは何故なのか。博打に賛成して福祉も無いものだ。カジノ法では、党の最高幹部の山口代表と井上幹事長が反対しているのに何故議員の多数が賛成したのか。ここに公明党の政治至上主義の落とし穴がある。

 公明党議員は衆院選での自公協力によって当選している議員が多い。特に衆院の北側副代表ら関西の小選挙区での候補者が、日本維新の会から対立候補が出るのを学会と自民党の裏取引で押さえてもらったなどの因縁もあり、自民党に逆らえない関係になっている.これに対して参院の山口代表や、衆院でも比例の井上幹事長は選挙そのものには自民党に関係がなく強気だ。

 

公明は自民と維新の会の連立を警戒

 公明党にとって今の国政上の最大の関心は「自公連立」から「自民・維新」の連立への切り替えの懸念だ。維新の会は参院選でも一定の力を発揮し、事実上自民党の補完勢力としてだけでなく政治姿勢としては自民党より右寄りの政党として機能し始めている。安倍首相は維新前代表の橋下とは極めて親密で、特に憲法改正ではリベラル寄りの色彩のある公明より親近感があると言われる。それだけに自公連立を脅かす存在として維新の会を意識しているものとみられ、大阪万博誘致をはかり、カジノも大阪にと意気込む維新の会との距離感を測らざるを得ない。それが関西を主軸とする創価学会・公明党のカジノ法への煮え切らない態度に現われた結果ともいえる。

 ともあれ、自民党議員とも闘い当選した公明党の参議院議員は、自民との選挙協力や官邸筋の仲介で密約を交わして当選してきた衆議院議員とは違って筋を通す人が多い。山口代表は「政策が全て一致しなければ連立を組めないものではない」と、安保問題でいち早く政権離脱はあり得ないと肝心な武器を捨ててしまったが、維新の会が台頭して公明の存在を脅かす段階に入った今、党のかじ取りの悩みは深い。

 

学会主導で「政教一致」深まる

 学会は、公式には政治の問題は公明党が責任を持つと言うが実態は異なる。肝心の問題になると常に創価学会の幹部が直接、首相官邸なり自民党幹部と裏で折衝し、公明党がそれを受け入れる完全な政教一致である。公明党側の主役は自公連立派と目される北側副代表や漆原元国対委員長らの衆議院議員で、魚住、荒木などの筋の通った発言をする議員が目立つのは参議院議員である。しかしそうはいってもそれは程度の差であって、実質的に公明党の政治を支配しているのは創価学会の幹部だ。

 公明党は消費税の引き上げに伴い軽減税率の適用を強硬に主張し、財務省と自民党が決めた還付金制度案を公明が一旦は呑んだものの、これが表面化すると学会側はこんな案では参院選は戦えないと選挙協力の見直しを自民党に突きつけた。結局、食料品の8%据え置きの複数税率となる公明案を受け入れたのは、創価学会の佐藤副会長が官邸の菅官房長官と話をつけたと言われ、安倍は自民党の重鎮、野田税制会長を更迭する強硬策までとった。何のことはない、自民党の幹部も公明党の幹部も全て飛ばして、学会の幹部と首相官邸の直接の取引で決着したのだ。集団的自衛権の行使容認から安保法では自民の言い分を認めたのだから今度は言い分を聞け、さもなければ選挙協力を止めるという脅しは、公明党では出来る筈もなく完全に学会の主導だ。官邸がこれに呼応する。創価学会がポスト池田の新体制で政治重視の谷川を中心に選んだ以上、自公連立は続ける意図と見られる。衆院の小選挙区から撤退し比例だけにして、参院を主力にする一昔前の体制に戻すことは困難のようだが、平和・福祉の二枚看板を捨てた公明党はどこへ行こうとしているのか。

 自民党政権の右傾化を防ぎ軍事強化路線に歯止めをかけてきたのは公明党だと言う論者もいるが、ここ数年は自民党にブレーキをかけるどころかアクセルを踏んで軍国化に拍車をかけているのは創価学会・公明党だとする見方の方が有力ではないのか。自民党より右の維新の会が憲法改正で自民党と組む意向を明確にしている時、創価学会・公明党はこれまで通りで良いのか。

「仏」となった創価学会に従う政党では最早、国民の信頼を得ることはできない。政教分離を完全に実施し、政治路線の縮小以外に公明党の生きる道はない。

 

川㟢泰資(かわさき・やすし)元NHK記者。1934年生まれ。東京大学文学部社会学科卒。NHK政治部、ボン支局長、放送文化研究所主任研究員、甲府放送局長、会長室審議委員、大谷女子短大教授、椙山女学園大学教授等を歴任し、現在同学園理事。NPO法人マスコミ市民フォーラム理事長も務めている。著書に『NHKと政治─蝕まれた公共放送』(朝日文庫)『組織ジャーナリズムの敗北─続・NHKと朝日新聞』(岩波書店)など。

 

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信濃町探偵団

信濃町探偵団──創価学会最新動向

 

 

●写真はなくとも元気??

1月1日付「聖教新聞」「世界広布新時代 青年拡大の年が開幕」

「新年の歌 池田大作」「勝ちにけり 師弟の大山 揺るぎなく 不動の信心は 万代までも」

同「新春あいさつ 婦人部長 永石貴美子」

「昨年11月、婦人部の皆さまを代表して、池田先生・奥さまと懇談させていただきました。元気なお姿に、“池田先生は、厳然と獅子のごとく学会を守ってくださっているのだ”と感謝と感動でいっぱいになりました。婦人部は、師への報恩の心を胸に自身の誓願を貫き、いかなる苦難も逆転勝利させゆく常勝の祈りで、本年も朗らかに、広布拡大に前進してまいりましょう」

1月5日付「聖教新聞」「座談会 栄光の峰をめざして」

原田(会長)元日、そして池田先生のお誕生日である2日と、東京・信濃町の総本部は、諸天も寿ぐような素晴らしい日本晴れで、多くの方が来訪されました。そして、日本全国、全世界の同志が、新年勤行会から新しい年を勢いよく出発することができました。

 永石(婦人部長)お元気な池田先生・奥さまと共に、新たな年を迎えられたことに感謝と喜びでいっぱいです」

 

※平成22年5月以降、大衆の前に姿を見せない池田大作氏。年が明けたことでその期間はとうとう足掛け7年に入ることとなった。その池田氏の誕生日は1月2日。今年で満89歳を迎えたわけだが、どうしたわけか元日付「聖教新聞」や、年明け最初の1月4日付「聖教新聞」には、池田氏の近影が載っていない。昨年8月に「聖教新聞」は、池田氏の入信記念日を記念して、軽井沢でくつろいでいるという池田夫妻の写真を載せたが、その写真に写っている男性は顔の前にカメラを構えており、本当にこの人物が池田氏であるかどうかの確認は不可能だった。

 1月1日付、4日付「聖教新聞」掲載の新春あいさつや座談会記事で、永石婦人部長らは池田氏の健在を強調しているが、近影写真の掲載がないことは、池田氏の健康状態が記念写真を撮ることすらできないほど悪化しているとの推測を可能とする。すでに何度も書いていることだが、別に池田氏の健康状態が悪いとしても老病死は世の常である。世間一般の人はお大事にと思うだけのことである。それを隠さねばならないとは本当に気の毒な話としかいいようがない。来年で卒寿を迎えることとなった池田氏だが、無事に卒寿を迎えられるかどうか――。その保証はどこにもない。

 

●「創価学会仏」をさりげなくアピール

1月1日付「聖教新聞」「きょうの発心 理事長 長谷川重夫」

「戸田先生は、威音王仏を通して“未来の経典に『創価学会仏』の名が記される”と断言されました。学生部の頃、私の友人の『学会とは何でしょうか?』との質問に、池田先生は答えられました。『学会は仏様の世界で、創価学会仏なんだよ。だから学会を大事にすれば功徳、福運となるんだ』と――この時の感動は忘れられません。

 昨年11月、創価学会会則に『創価学会仏』と加わったことに、今再びの感激がこみ上げています」

 

※昨年11月に会則を変更し、前文に「創価学会仏」を添加した創価学会が、その主張の正当性アピールに腐心している。元日付「聖教新聞」掲載の「きょうの発心」では、御年77歳の長谷川理事長が、自らの学生時代に池田氏が「創価学会仏」に言及していたと強調。戸田・池田の両会長が、早くから創価学会を「仏」と位置づけていたとアピールしている。

 かつて創価学会は、「宗教批判の原理」なる宗教の正邪・善悪を判断する指標を掲げ、その中で、文献的証拠となる文証、その文献の記述に論理的整合性があるかどうかの理証、そして現実に功徳や利益などの効力・効用があるかどうかの現証の有無を主張した。

 この指標に則るならば、期日も場所も不明確な上に、文書的証拠もない戸田・池田両氏の「創価学会仏」発言は、文証・理証をクリアーできるのかどうか、甚だ疑問。だが選挙の勝利を宗教的勝利とする創価学会の理屈に基づくならば、東京都議選や衆院総選挙の勝利をもって、自らの宗教的正当性を強調し、宗教的正邪の証である現証は歴然などと(うそぶ)くことが予想される。

 

●箱根駅伝に創価大学出場を大喧伝

1月4日付「聖教新聞」「箱根駅伝 創価大学が大躍進」「創価大学未来へ希望の襷つなぐ」「チーム一丸で総合12位 往路9位の快走」

「新春恒例の第93回『東京箱根間往復大学駅伝競走』が2、3日に行われ、21チームが出場した。2年ぶり2度目の挑戦となった創価大学は往路9位、復路13位の総合12位。抜群のチームワークと執念のタスキリレーで、初出場から八つ順位を上げる大躍進を果たした」

同「寸鉄」「創大駅伝部が箱根路を見事に力走!日本一の団結光るドラマに感動の拍手」

1月5日付「聖教新聞」「座談会 栄光の峰をめざして」

竹岡(青年部長)うれしいことに、2・3日には、創価大学の駅伝部が、新春の箱根駅伝で見事な快走を見せてくれました。

 永石 『青年拡大の年』を飾る大健闘に、全国、全世界の同志が深く感動しています。

 原田 初出場から2年にして、総合12位の大躍進。創価のタスキをつなぎ、力の限り走り抜いた選手をはじめ、スタッフや支えられた全ての関係者の方々に、心からの拍手と感謝を送りたいと思います。本当に、ありがとうございました」

同「新春恒例の第93回箱根駅伝 創価大学大激闘の軌跡」「最後まで光った負けじ魂」

「新春の風物詩である第93回箱根駅伝(2、3日)で、創価大学は往路9位、復路13位で総合12位に入った。初出場した2年前に比べると、総合タイムを11分3秒も縮めた。さらに、区間1桁順位の選手が5人も誕生し、躍進を遂げたのである。ここでは、中継所を中心に、選手たちの大激闘の軌跡を追った」

 

※創価大学が箱根駅伝に出場し、前回を上回る12位となったことに創価学会が大喜びしている。1月4日付「聖教新聞」掲載の座談会記事にあるように、創価学会は今年を「青年拡大の年」と位置づけている。それだけに創価大学の箱根駅伝出場と健闘は、永石婦人部長の発言に象徴されるように、「青年拡大の年」の幕開けを飾る快挙と喧伝され、その健闘や結果は、年初の政令市議選で都議選の前哨戦とされる北九州市議選や、都議選をはじめとする今年実施の各種選挙で勝利を勝ち取るための幹部・活動家の士気を鼓舞する材料として利用される。

 そもそも純粋であるべきスポーツの結果を、政治的・宗教的に利用する創価学会。その狡猾さに辟易する。

 

●聖教新聞新社屋「創価学会 世界聖教会館」を建設

1月1日付「聖教新聞」「創価学会総本部に世界広布新時代の言論城」「『聖教新聞』新社屋を建設 『創価学会世界聖教会館』と命名 本年7月着工、2019年1118日落成 礼拝室、配達員顕彰室、展示室などを設置」

「世界の同志が喜び集い、広布誓願を立てる東京・信濃町の創価学会総本部に、聖教新聞本社の新社屋として、『創価学会 世界聖教会館』が建設されることとなった。池田先生のもと、同時進行で躍動する世界広宣流布の進展を伝える発信地となる」

 

※創価学会が聖教新聞の新社屋を「創価学会 世界聖教会館」として建設するのだという。人口減や会員数の減少に伴い、聖教新聞の購読部数は減少の一途をたどっており、多くの末端活動家、会員は多部数購読を余儀なくされているのにいい気なものである。「聖教会館」には、「無冠の友」ともちあげられてほとんどタダ働き同然に使役されている配達員の顕彰室が設けられるようだが、末端組織での配達員不足は深刻の度を増しているようである。

 

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12月号目次

12月号目次

閻魔帳

トランプ次期大統領にすり寄る安倍首相 無節操なパフォーマンスに批判の声/川﨑泰資

特集「創価学会仏」?? 教団を仏と定義した創価学会の意図と狙い

屋上屋を架す「創価学会仏=池田大作仏」を明記した会則変更を斬る/古川利明

会則改定 「創価学会仏」はポスト池田対策/段 勲

教団・組織の「仏神」化を企図する宗教コングロマリット/乙骨正生

トピックス

米大統領選、トランプ勝利に沸く文鮮明の息子たち 歴代米大統領と文鮮明の歪な関係/鈴木エイト

トピックス

経歴を隠蔽して当選したホメオパシー活動家=富山市議補選/藤倉善郎

連載

短期集中連載[三笠宮の言葉](上)

70年後の「有識者会議」への反論広岡裕児

新・現代の眼(第4回)

確証バイアスの罠菅野 完

ヨーロッパ・カルト事情227

セクト(有害カルト)と共通するIS加入のメカニズム広岡裕児

信濃町探偵団──創価学会最新動向

執筆者紹介  編集後記

編集後記から

 創価学会が創立記念日を前にした11月4日に会則を変更し、会則前文に「創価学会仏」なる文言を付加しました。創価学会の説明によれば、創価学会という教団そのもの、またその構成員が「仏の存在」という意味のようですが、すでに6年半にわたって大衆の前に姿を見せず、肉声すら伝えられない「生き仏」的存在の池田大作名誉会長のXデーを見据えて、教団そのものを「仏神」化して、創価学会という莫大な利権を生む組織の延命を図ろうとの腹積もりなのでしょう。

 もっとも創立記念日を前にした「聖教新聞」には、写真はありませんが「お元気」だという「池田先生」の動静が複数回掲載され、池田氏が広宣流布大誓堂で勤行し、原田会長以下の幹部を激励したとか、東京・八王子市の創価大学を視察するとともに、東京牧口記念会館で勤行したなどの記事が紙面を飾りました。

 その池田氏は、アメリカの大統領選挙でドナルド・トランプ氏が当選するや、早速に祝電を送りました。聖教報道(1112日付)によれば、池田氏はトランプ氏のリーダーシップのもと、「善の連帯が結集」されることに期待を表明したのだそうです。核廃絶論者の池田氏が、日本も核武装すべきと発言したトランプ氏に呼びかけた「善の連帯」とはいかなるものなのか。先に国連総会第一委員会が決議した法的拘束力のある核兵器禁止条約締結に向けての交渉。アメリカ政府は率先してこれに反対し、日本政府も追随しましたが、池田氏はこれに対してなにも発言していません。沈黙は核容認論者のトランプ氏に対する「連帯」の意志の表明だったのでしょうか。

「創価学会仏」となった創価学会は、いま「財務」という金集めに全力を傾注しています。来年は、夏の東京都議選に加えて場合によっては衆院総選挙も考えられます。「創価学会仏」の構成員は、来年も集票活動に勤しむことでしょう。その結果が、日本社会に悪影響を及ぼすことを憂うものです。

 今年もお世話になりました。来年、小誌は創刊15周年を迎えます。皆さまどうぞ良いお年を。

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特集

特集「創価学会仏」?? 教団を仏と定義した創価学会の意図と狙い

教団・組織の「仏神」化を企図する宗教コングロマリット

乙骨正生

ジャーナリスト

“お墨付き”を求めた執行部

 86回目の創立記念日を前にした11月4日、創価学会が3年連続で会則を変更。会則前文に「創価学会仏」という教団そのものを「仏の存在」と規定する文言を付加するとともに、牧口常三郎(初代)・戸田城聖(二代)・池田大作(三代)の「三代会長」の敬称を「先生」とすることを決めた。

 一昨年の本尊・教義の変更、昨年の「三代会長」を「永遠の師匠」に祀りあげ、朝夕の勤行において報恩感謝を捧げるとしたことに続く今回の変更を、原田稔会長は「創価学会の宗教的独自性を、さらに明確にいたしました」(11月5日付「聖教新聞」)と自画自賛しているが、たしかに教団ないしは組織そのものを仏と規定する「創価学会仏」は、きわめて特異な「宗教的独自性」ということができよう。

 おりしも今年は、日蓮正宗が創価学会を破門処分(創価学会は「魂の独立」と主張)にしてから四半世紀の節目の年にあたるが、創価学会の一昨年来の「宗教的独自性」確立に向けた動きはきわめて急進的である。おそらくその背景には、平成22年以来、大衆の前に姿を見せない池田氏の健康状態の悪化があるのだろう。

 本誌前号で特集した朝日新聞のインタビュー記事において原田会長は、池田氏の健在なかんずく池田氏が重要な判断を行うことが可能であることをアピールした。その狙いは、池田氏が健在である(と装える)間に、池田氏の権威を借りて、「宗教的独自性」をはじめとするポスト池田体制の整備を図るための布石だったのではないか。

 今回の会則変更を発表した原田発言からも、そうした意図を読み取ることができる。というのも会則前文に「創価学会仏」を付加した理由と根拠を、原田会長は次のように説明しているからだ。

「本年7月26日の全国最高協議会へのメッセージのなかで、池田先生は『御本仏の広大なる慈悲を体し、荒れ狂う娑婆世界で大法を弘通しているのは、学会しかない。戸田先生が「創価学会仏」と言い切られたゆえんである』とご指導してくださいました。大変に大事なご指導であり、創価学会の宗教的独自性を明確に宣言するものです。このご指導は、かつて戸田先生が、“大聖人に直結した広宣流布遂行の和合僧団である創価学会は、それ自体、仏そのものであり、未来の経典には『創価学会仏』の名が記されるであろう”と断言されたご指導を踏まえられたものであります。

 池田先生は、さらに、そのメッセージのなかで、“広宣流布を推進しゆく創価学会が仏の存在であり、創価学会なくして広宣流布はなく、学会を守ることが広宣流布を永遠ならしめることである”ともご指導くださいました。これは、会則の全体趣旨にも通じるものであり、会として未来にわたって踏まえるべき重要なものであることから、今回、『創価学会仏』というご指導を会則に加えた次第です」(同)

 本誌前号の特集記事「創価学会を舞台に進行中の壮大な詐欺 『生ける屍』隠すなれ合いインタビュー」の中で、ジャーナリストの溝口敦氏は、「池田氏は長らく創価学会統合の象徴だった。彼への個人崇拝から学会員は選挙で票を集め、聖教新聞を購読し、財務や広布基金を払ってきた。そういう池田氏の脳がいかれ、『生ける屍』と同じと学会員大衆に知られれば、創価学会・公明党は急速に組織力や資金力を低下させよう。それらを失いたくないために、原田会長以下学会幹部は池田氏の病状を押し隠し、まだ元気だと偽り、学会員を結集し続けようとしている。それが幹部生計の唯一の途でもあるからだ」と指摘しているが、今回の会則変更も、そうした組織の延命と自己保身のための手練手管の一環と見ることが可能だ。

 だが本尊・教義の変更をはじめとする一連の執行部の急進的な決定については、少なからぬ幹部・活動家からの反発があり、なかには池田氏の意思に反しているとの批判もある。こうした動きに対して執行部は、処分という強行かつ強圧的態度で臨んでいるが、混乱と動揺は収まっていない。そこで執行部は、今回の会則変更の発表に際しては、池田氏の“お墨付き”を用意した。池田氏がライフワークとする小説「新・人間革命」の中に「創価学会仏」という記述を書き込んだのである。それは11月5日付「聖教新聞」掲載の小説「新・人間革命」における次のような一文である。

「戸田は、学会を『創価学会仏』と表現した。そこには、濁世末法に出現し、現実の社会にあって、広宣流布即立正安国の戦いを勝ち開いていく学会の尊き大使命が示されている」

 小説「新・人間革命」の連載は、この日で5946回にもなる。まさにドンピシャのタイミングで「創価学会仏」というフレーズが登場したのが偶然であろうはずがない。

 しかも“お墨付き”はこれ一回ではなかった。創立記念日当日の1118日付「聖教新聞」1面にも、「我ら皆 創価の仏ぞ 勇み立て 地涌の大力 出(いだ)し勝ちきれ」との86回目の創立記念日を祝賀したという池田氏の「和歌」が大きく紙面を飾っていた。

 もともと池田氏の著作物は、一部の詩や俳句・短歌を除くほとんどすべてが、「大作の代作グループ」などと揶揄される特別書籍部の作成であることを、当の特別書籍部の責任者だった原島嵩元教学部長が明らかにしている。まして高齢化に加え健康状態の悪化が取り沙汰される今日、池田氏の著作物はすべてが代作スタッフによって作成されていると考えるのが自然である。しかも池田氏が著作物の内容を理解し、容喙(ようかい)するとは考えにくいから、池田氏の“金言”を作成することなどいまや朝飯前なのではないか。

 創価学会執行部にとって極めて都合のよい“お墨付き”が出される背景はそんなところだろう。そしておそらく創価学会は今後、池田氏の心臓が停止するまで、その権威を借りて組織の維持・延命、自己保身のための「宗教的独自性」や「永遠性」の構築に励むのだろう。

破門後に突然出現した「創価学会仏」

 ところで原田会長は、会則前文に「創価学会仏」を付加した根拠を、戸田会長・池田名誉会長の発言においている。そこで過去の両者の発言に「創価学会仏」に関するものがあるかどうか調べてみたが、少なくとも戸田会長の講演集や巻頭言・質問会集には見当たらない(昭和3040年代刊行本──あるいは見落としているのかもしれないが)。

 池田名誉会長の著作物には、原田会長が言及した今年7月26日のメッセージと、11月5日付小説「新・人間革命」、1118日付「和歌」を除いて、現在、分かっているだけで3回の「創価学会仏」への言及がある。時系列で並べると初出は平成5年刊行の小説『人間革命』第12巻「憂愁」の章、次が「大白蓮華」平成19年3月号掲載の「生死一大事血脈抄講義」、そして3番目が平成22年刊行の「御書と師弟Ⅰ」である。

 このうち小説『人間革命』の記述は、死を前にした最晩年の戸田城聖のモノローグ。そこにはこうある。

「日蓮大聖人は、御本尊を御図顕あそばされ、末法の衆生のために、御本仏の大生命をとどめ置かれた。創価学会は、その大法を末法の衆生に教え、流布するために、御本仏の御使いとして出現した。大聖人の御精神のままに、苦悩にあえぐ人々を救い、菩薩道を行じてきた唯一の団体である。

 それは未来永劫につづくであろう。学会の存在は、それ自体、創価学会仏というべきものであり、諸仏の集まりといえよう」

 平成3年に日蓮正宗から破門された創価学会は、日蓮正宗に対抗するために、自らが「日蓮大聖人」の法脈を継承する唯一正統な教団であると主張する必要があった。特に小説『人間革命』第12巻が刊行された平成5年は、自前の本尊の作成と販売を始めた時期にあたっており、創価学会に本尊を作成する宗教的資格があることを立証しアピールする必要に迫られていた。「創価学会仏」なる概念を創出し、自らを「御本仏の御使い」と強調し始めた動機は、案外、このあたりにあるのではないか。

 この「創価学会仏」という概念を、よりブラッシュアップした形で池田氏が表明したのは、平成19年3月号「大白蓮華」掲載の「生死一大事血脈抄講義」。その中で池田氏は、「創価学会仏」という項目を立て、次のような主張を展開している。

「三代の師弟によって示された広宣流布に戦う根本精神が異体同心の組織の中に脈動していくとき、創価学会は民衆救済する仏の大生命力を恒久的に持ち続けることになります。

 その力は民衆の苦悩の暗闇を破り、勇気と希望を与えてゆく『慈悲の大光』として輝きます。悪を打倒し、正義を叫び抜く『獅子吼』となって響きます。宿命を転換して、自他共の幸福を築く『大確信』が一人一人の胸中に開かれます。

 そして、そのような三障四魔の大難にも打ち勝つ『異体同心の和合僧』、『金剛不壊の師弟の大城』としてそびえ立つのが、創価学会の組織なのです。

 ゆえに戸田先生は、『未来の経典には「創価学会仏」の名が記される』と予見なされました。大聖人に直結した広宣流布遂行の和合僧団である創価学会は、それ自体が仏そのものなのである。これが戸田先生の大確信であられた。

 戸田先生は幾度も、『戸田の命よりも大切な学会の組織』と語られました。

 私も、何よりも大切な仏意仏勅の和合僧団を、戸田先生の命そのものとしてお預かりしてきました。そして『異体同心』を指針として、この創価学会を大発展させ広宣流布を進めてきました」

 本尊の作成と配布、さらには自公連立政権の成立と維持に自信をもった創価学会が、原田会長の言葉を借りるならば「独立教団」としての「宗教的独自性」を顕著にし始めていることが分かる。特に、「創価学会は、それ自体が仏そのもの」「戸田の命よりも大切な学会の組織」などの主張が端的に示すように、「制度の自己目的化─物神化─」(政治学者・丸山真男)という制度や組織の維持が自己目的化する傾向が顕著になっている。巨大宗教団体のマンパワーが生み出す莫大な利権を紐帯として、組織の拡大・発展・維持を図ってきた創価学会にとって、組織の「自己目的化─物神化─」は必然の途だったといえなくもない。

 そして平成22年4月刊行の『御書と師弟Ⅰ』では、戸田会長の「予見」なるものの具体的内容が次のように詳述されている。

「戸田先生はこう語られたことがあります。『法華経には、威音王仏という仏が登場する。二万億もの仏が、みな同じ威音王仏という名前で、長遠の歳月、衆生を救済してきたと説かれている。この威音王仏という名も、優れた仏の名であったかもしれないし、また、そういう教団があったとも考えることができる。同じように、“創価学会”という教団は、必ず未来の経典に金文字で記される。“一閻浮提広宣流布”という未来記を実現した創価学会仏として、永劫に仰がれゆく』」

「創価学会仏」の正当性を、所依の経典である「法華経」に基づいて正当化しようという試みである。ここではまさに組織の「物神化」ならぬ「仏神化」が企てられている。ちなみに池田氏が大衆の前に姿を見せなくなったのは、『御書と師弟Ⅰ』刊行からわずか1カ月半後のことである。

 池田氏という「生き仏」の終焉とともに、組織・制度の「物神化」ならぬ「仏神化」を図ることで延命を図ろうとしている創価学会。今回の会則変更はその端緒にすぎない。

乙骨正生(おっこつ・まさお)フリージャーナリスト。1955年生まれ。創価中学・創価大学法学部卒。宗教・政治・社会分野などを取材、週刊誌・月刊誌を中心に執筆。著書に『怪死』(教育資料出版会)『公明党=創価学会の野望』『公明党=創価学会の真実』『司法に断罪された創価学会』(かもがわ出版)など。

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信濃町探偵団

信濃町探偵団──創価学会最新動向

●「創価学会仏」で「財務」を煽動

1111日付「聖教新聞」「世界広布新時代第21回本部幹部会 SGI総会から(要旨) 原田稔会長」

「初めに、今月下旬から財務の振り込みが始まります。財務は、世界広布の大願を成就しゆくための御本仏への御供養に通じ、これに勝る大善はありません。その真心の一念は、全て御本尊が御照覧であります。どうか無事故で、万代の幸を開く財務となりますよう、心からお願いいたします」

11月5日付「聖教新聞」「全国総県長会議での原田会長の指導(要旨)」

「いよいよ今月には広布部員会が行われ、財務の振込期間となります。広布部員の皆さま全員に功徳の花が咲き薫り、無事故で終了するよう、真剣に祈り、丁寧に推進していきたいと思います」

11月4日の総務会で会則を変更し、前文に「創価学会仏」を付加した創価学会。教団が「仏の存在」となったのだから、今後は、供養も大手を振って受けられるということか、原田会長が「財務」のハッパをかけている。いわく「御本仏への御供養」「これに勝る大善はありません」「万代の幸を開く」「功徳の花が咲き薫り」と、まるで香具師の口上のように、財務をすれば功徳=利益があるかのような美辞麗句を並び立てている。

 創価学会の活動の4本柱は、財務(寄付)に選挙(集票)、聖教新聞の勧誘(拡販)に折伏(会員勧誘)。さながら企業の営業活動そのものだが、これに文句を言うことは、「創価学会仏」に対する誹謗となる。かくして学会員は馬車馬のように駆り立てられる。なんと無慈悲な「創価学会仏」であることよ。

●鬼の居ぬ間に海外雄飛……原田会長南アジア訪問

1123日付「聖教新聞」「タイで代表者勤行会 プーミポン国王陛下の追悼の意義込め 原田会長が出席 王国の繁栄を祈念」

同「南アジア訪問団 タイ王宮で弔問記帳と献花 池田SGI会長の弔意文を記帳」

1124日付「聖教新聞」「南アジア訪問団 インドネシア ジャカルタへ」「原田会長 ムハジル教育文化大臣と会見」

1125日付「聖教新聞」「インドネシアが団結と躍進の総会」

1127日付「聖教新聞」「南アジア訪問団 原田会長 チャン・チュン・シン シンガポール首相府大臣と会見」

1128日付「聖教新聞」「SGIアジア文化教育センター 共生の国マレーシアに誕生 5カ国の代表が出席し開所式 原田会長と共に」

※原田稔会長が、「南アジア訪問団」として、タイ・インドネシア・シンガポール・マレーシアの各国を訪問し、政府関係者との会見や弔問、地元SGI組織の会合、施設の開所式などに臨んだ。先の会則変更で創価学会は、(初代)・戸田(二代)・池田(三代)の「三大会長」の敬称を「先生」とすることを決め、今後は池田氏に関する機関紙誌の表記においても、「名誉会長・SGI会長」は使わないこととした。事実上の役職からの棚上げである。

 その間隙を縫ってということでもないのだろうが、原田会長が海外に雄飛している。今年3月には韓国、8月末にはブラジルなど南米、そして今回は南アジアと八面六臂の活躍である。前任の秋谷栄之助会長は、在任中ほとんど海外に出ていない。原田会長の度重なる外遊は、日本国内ばかりでなく海外組織の実験を掌握しようとの意図か。いま確実に池田時代は終焉を迎えつつある。

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