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2025年8月号特集/参院選総括――衆院選・都議選に続き惨敗した創価・公明

8月号目次

 

閻魔帳

「福運・功徳」が子孫、末代まで続くという創価学会の選挙活動!?/段 勲

 

特集/参院選総括――衆院選・都議選に続き惨敗した創価・公明

 

「寿命」迎えた創価・公明の末路示した参院選/溝口 敦

だまし、だまされた者の責任/佐高 信

「521万票ショック」に見舞われ凋落に歯止めがかからない「公明党=創価学会」/古川利明

参政党現象は排外主義ブームの一端にすぎない/藤倉善郎

創価の衰退を可視化した衆・都・参の三連敗/乙骨正生

  • 連載

信濃町探偵団──創価学会最新動向

「日本の議会政治」を考える(16)

「自民と公明によるカルト政治」――新進党の政策と崩壊への道(3)/平野貞夫

ナニワの虫眼鏡(第74回)

参院選で注目を浴びた参政党 維新の類似点と相違点を分析する/吉富有治

ヨーロッパ・カルト事情(323)

パリから俯瞰──参院選が映すもの/広岡裕児

執筆者紹介  編集後記

 

 

編集後記から

猛暑の中行われた7月の参議院選挙。昨年10月の衆院選で敗北し少数与党となった自民・公明両党は、6月の東京都議選でも敗北したことから参院選でも苦戦が予想されていましたが、予想通り惨敗し衆議院に続いて参議院でも過半数を失いました。

このうち公明党は、改選14議席の維持を目標に、選挙区で擁立した7候補の全員当選と、比例区700万票の獲得による7議席の確保を目指しました。しかし結果は選挙区で東京・大阪・兵庫・福岡は当選したものの、昨年の衆院選小選挙区で当時の石井啓一代表が落選した埼玉と、神奈川・愛知の3選挙区で現職候補が落選。700万票の獲得を目指した比例区でも521万票と、かろうじて500万の大台は維持したものの前回22年参院選に比べて97万票も得票を減らしました。

この521万票という得票数は、公明党結党翌年の1965(昭和40)年の参院選全国区で公明党が獲得した510万票と同じレベルであり、公明党の参院選比例区での過去最高得票である2004年の862万票と比較すると341万票ものマイナスとなります。

この事実は510万票でスタートした公明党が、自公連立した2000年当初には参院選で862万票、衆院選で898万票(05年・国政選挙最多)を獲得するまでに肥大化しましたが、その後減少傾向に転じ、結党60年を経て旧に復したということが可能です。

もっとも65年当時は国政選挙の足元を支える地方選挙で公明党は相次いで議席を伸張していましたが、いまではその足元が細っており、参院選と同日に行われた地方選挙でも、埼玉県三郷市議選こそ得票数が前回比297票増でしたが、議席数は候補数を5から4に減らしたため1議席減。奈良市議選では三郷市同様に候補を絞ったため1議席減で、得票数も7510票減と大幅に減りました。

また国政選挙での公明党の得票率が高い沖縄県の那覇市議選でも議席数こそ現状維持でしたが、得票数は3137票と奈良市同様に大幅に落ちこんでおり、公明党そして創価学会の足元が大きく揺らいでいることが分かります。その意味で、衆院選・都議選・参院選での三連敗、そして地方選挙での議席・得票の減少は、創価学会が「世界宗教」へ発展するどころか、縮小衰退していることを可視化しているといえるでしょう。

小誌今号では、そうした実態を参院選の結果を通じて特集しました。もっとも創価学会・公明党の減少・後退の隙間を埋めるのが、排外主義と歴史修正主義そして国家主義的傾向の強い参政党であるとすれば由々しき事態としか言いようがありません。

小誌は引き続き創価学会のみならずカルトや全体主義勢力への監視を続ける所存です。

特集/参院選総括――衆院選・都議選に続き惨敗した創価・公明

 

「寿命」迎えた創価・公明の末路示した参院選

溝口 敦

ノンフィクション作家

 

「推し」で通底する創価・公明と参政支持者

7月20日投開票の参院選では公明党が惨敗した。同党は改選14議席の維持と比例700万票を目標に選挙戦を戦ったが、選挙区では3議席減らし、比例区でも3議席減、つまり4+4のみで、計8議席にとどまった。比例区の得票数も手ひどく落ち込み、ついに521万票へと低落した。3年前の前回参院選と比べて100万票近い減少で、基準となる600万票を大きく割り込んだ。1998年の再結党以降、最少の当選数である。

自公の過半数割れは投票日直前の世論調査で半ば予想されていたから、意外感は薄かった。まして公明党は選挙活動に動員される創価学会員の高齢化や活動会員の減少、池田大作というカリスマリーダーの死没と不在、公明党代表がベテランの山口那津男からなじみの薄い斉藤鉄夫に代わるなど、マイナス要因ばかりだったから、党勢の衰退は最初から分かっていたことだった。

こうした選挙結果で世間を驚かせたのは自公の壊滅的な低落ではなく、むしろ極右、ポピュリズム政党とされる参政党の躍進だった。メディアやSNSには「参政党現象」について解説する多くの論評がアップされたが、その中で私がこれは「創価学会、公明党にも通じる話だな」と思わせられたのが専修大学・岡田賢治教授の「葛藤不在 心地よい推し活」(朝日新聞7月25日付)だった。

どんなことが書いてあるのか。要点を引用してみよう。

〈参政党への支持には、あまり一貫性が見られません。政策からして福祉排外主義、農本主義的自然派志向、文化的極右と一見無関係なものが並び、有権者に響いた「日本人ファースト」にしても「日本人が大切にされていないと言われてみれば、そんな気がする」といったぼんやりした支持。(略)

主権者も同様で、「支持」には本来、世界観や価値観の共有がある。支持できる候補者や政党がなくても、悩み抜いた上で投票先を選び、その政治家を監視し続けねばならない。そこにも葛藤が付きものです。

でも「推し」には、ほぼ葛藤も責任もない。批判が存在する余地もない。推すのは単に気持ち良いから。徹頭徹尾「消費者マインド」です。「日本人ファースト」を喝采するなら、外国籍住民が日本国民の生活や安全を脅かす事実があるのか確認すべきだし、まず米軍への「思いやり予算」や横田空域、日米地位協定に怒るべきでしょう。

ただ、このイノセントな推しの主体には、紛れもなく「名付けられていない弱者」ともいうべき存在が含まれています。財務省前で減税を叫ぶ人と同じく「自分たちは政治から大切に扱われていない」という疎外感を抱えている。今回参政党へ多く投じたのは、就職氷河期世代の男性でした〉

私がこれを読んでふと思ったのは、初期の学会員の政治意識も同じだったのではないかということである。創価学会に入り、組織的には疎外感を感じる情況はなくなったはずだが、学会員が毎度選挙でやっていたことは無責任な「推し」活動だったのではないか。

たとえば選挙になると学会員が駆り出されるF取りである。知り合いか知り合いでないかさえはっきりしない相手にいきなり電話して、公明党候補に投票してと頼む。相手に脈があれば1票と数えるし、けんもほろろの対応なら、「票を入れてくれるか疑問」と、疑問の欄にチェックを入れる。めでたく推しの候補者が当選しても、F取りの相手にはお礼の電話を架けたり、架けなかったり。

これはまさしく熱心な「推し」活動ではないのか。当選した政治家が議会でどう発言しようとフォローしない。会で報告されて初めて拍手する。消費者的な熱烈ファンの行動というべきだろう。

公明党は政策面でジグザグ路線を繰り返し、本来が原水爆反対にもかかわらず、2017年国連総会で採択された核兵器禁止条約を自民党の下駄の雪となって、未だに批准しようとしない。公明党を学会員が支持し続ける理由も同じだ。

学会員にとって基本の志向ともいうべき核問題を含め、すべての政治目標はどうでもいいこと。公明党が伸び、自公からばら撒き政策が出るなど、少しでも自分の得になれば、それで大満足。有権者的というより消費者的な政治への向き合い方というべきだろう。

学会の上層部から指令が下される候補への「推し」を忠実に、懸命に履行することこそが大事なのであって、その政策の内実については基本的に疑問や抱負を持たない。よって当選後、当の議員が何をしようと、どう発言しようと無関心なのだ。

 

経年劣化で回復不可能

別の言い方をすれば、今、参政党に投票するような疎外感を抱える人たちを創価学会・公明党に囲い込み、彼らの持つ1票、1票に方向性を持たせ、池田以下首脳部の欲求を満たすべくその選挙権を行使させたのが創価学会、公明党だった。池田以下は貧しく寂しい彼らを巨大なプールに囲い込み、時に自民党の候補にまで投票させるほど学会員を洗脳、ロボット化した。

実際、公明党の政策や軌跡は参政党と同様に思いつきが大部分で、熟慮に欠け、ほとんど無責任、結果に責任を持たない。当然、汗を流した学会員の利益を裏切る結果となっても知らぬ顔だった。

ポピュリズムは古くから公明党が採った基本的な対応だった。創立当初、公明党は国立戒壇の建立を政治進出の目的に据えたが、これが公明党についていわれる政策のなさ、ジグザグ路線、ポピュリズムなどを決定づけた。

公明党議員は当初、会期中1度も発言せず(発言できず)、ただ議席を占めてだけいた。そのため政治倫理を政策に代用することが行われた。当初の基本政策は核兵器反対、憲法改悪反対、公明選挙政界浄化、参議院の自主性確立だった。

参政党との違いは選挙の度に浮動票に頼るのではなく、活動的な学会員を組織し、自派への投票マシーンと化した組織性だけだろう。

しかし、このような公明党の政策というより無策に唯々諾々と従ってきた学会員たちも多くが老い、死没して、今や創価学会・公明党は落ち目の三度笠といえる。公明党はオールド型の政党といわれるまでに衰えた。

兄貴分である自民党もオールド型という点では同じだが、ただ国政を長く担当してきただけにシステムや装置を整え、表面をつくろうことには長けている。

公明党のおかげでこれまで延命してきた自民党は連立を組む相手への手直しとして、あらたに維新や国民民主などを考えていくだろうが、どこと組もうと自らの退潮を変えるわけにはいくまい。米作りも満足にできず、危うく現代の米騒動を引き起こしかねないオールド党と、有権者の多くが自民党を見るだろうからだ。国政で何をなすべきか、目標も志もなく、いたずらに自分の懐だけを肥やし、政治を稼業と考え、自分の子供に看板と地盤を譲ることだけを考えている醜さ。ウンザリしている人間は多いにちがいない。

創価学会、公明党に現状へのてこ入れ策はあるのか。結局は何もないだろう。経年変化で家電と同様「もう寿命ですね」なのだ。

このままゼロに向かって縮減していく。地方議会でも国会でも当選者は減り、議員はもちろん、秘書も事務局も馘首で細り、議員や職員たちは転職先探しで右往左往する。PL教団など他の新宗教と末期の様子は同じになるだろう。

だいたい新宗教の寿命は一世代、30~50年といわれている。創価学会は所帯が大きいだけに長持ちした方である。大きいものが崩壊しきるまでには遺憾ながら時間がかかる。

創価学会はほどなく崩落が始まり、全国各地に散在する会館や講堂、創価大学や創価学園を徐々に手放し、最終的に政教一体を疑われた自公連合や国政参加を解消することになろう。旧統一教会と同じで、宗教が政治に絡まると、ろくな事はないというのは、悪政にさんざんな目に遭ってきた人類の知恵である。

今回の参院選の結果は名誉会長・池田大作の死後、明確に公明党の低落をマークした点で慶事とすべきだろう。まるで回復が望めない低落――非学会員と心ある学会員にとってはとりあえず喜ばしいことである。(文中・敬称略)

溝口 敦(みぞぐち・あつし)ノンフィクション作家。1942年生まれ。早稲田大学政経学部卒。出版社勤務などを経てフリーに。宗教関係をはじめ幅広く社会問題を扱う。『食肉の帝王』(講談社プラスα文庫)で第25回講談社ノンフィクション賞、日本ジャーナリスト会議賞、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞の3賞同時受賞。『堕ちた庶民の神』(三一書房)『歌舞伎町・ヤバさの真相』(文春新書)『パチンコ「30兆円の闇」』『生贄の祀り』『あぶない食品』(小学館文庫)『武富士 サラ金の帝王』『池田大作「権力者」の構造』『中国「黒社会」の掟』『細木数子 魔女の履歴書』(講談社プラスα文庫)『暴力団』『続・暴力団』(新潮新書)『抗争』(小学館新書)『喰うか喰われるか 私の山口組体験』(講談社)など著書多数。

 

信濃町探偵団──創価学会最新動向

 

  • 参院選も惨敗―衆院選・都議選に続いて三連敗した創価学会

・7月2日付『愛知が勝利へ飛翔 団結の大会』「原田会長、那須女性部長が出席」

「師弟勝利の一番星と輝く総愛知の飛翔大会が1日、名古屋市の中部池田記念会館を中心に、各会館をオンラインで結んで行われた。(中略)原田会長は、乱世の今こそ我らは猛然と動き、猛然と語り、必ずや広布の勝利をと力説。師への報恩の思いを胸に、今こそ、わが広布史に輝く最高の戦いに打って出ようと呼びかけた」

・7月8日付『聖教新聞』「埼玉勇進の総県長会議 原田会長、那須女性部長と共に」

「『偉大なる 大埼玉よ 勝ち抜けや 歴史を残せ 歴史を勝ち取れ』との池田大作先生の期待を胸に、総埼玉の友は『師弟の月』の凱歌へ勇進を加速する。総埼玉総県長会議が7日、埼玉文化会館で行われ、原田会長らが出席した。阿部総埼玉県長が、鉄桶の団結固く、全地区が壁を破る圧倒的な対話拡大に挑もうと力説。(中略)原田会長は、広宣流布の戦いにあっては一切の油断を排し、全同志が限界突破の挑戦を重ねることが重要であると強調。リーダーが拡大の歓喜と『必ず勝つ』との気迫をみなぎらせ、率先の行動で師弟勝利の旗を堂々と打ち立てようと訴えた」

・7月9日付『聖教新聞』「兵庫に燃える関西魂 原田会長と共に地区部長会」

「総兵庫の地区部長・地区女性部長会が8日、神戸市の兵庫池田文化会館と県内40会館を中継で結んで、盛大に開催された。池田大作先生はこれまで、兵庫に限りない期待を寄せてきた。ある時は長編詩に、ある時は随筆に、“兵庫が勝てば、全国が、世界が勝つ”と記し、『兵庫を永久に愛する』ともつづった。師の思いを胸に、不屈の信心で常勝の旗を打ち立ててきたのが、“関西魂の電源地・兵庫”の誉れである。総兵庫の友は今再びの凱歌へ、総立ちの大拡大に挑んでいる」

・同「愛知 団結の総県長会議 原田会長が出席」

「原田会長は自身の限界の壁を破り、縁する全ての人に対話を広げ抜こうと力説。リーダーの攻めの行動と拡大の歓喜で、必ずや中部・愛知に師弟勝利の旗をと呼びかけた」

・7月10日付『聖教新聞』「大阪が壮年大会」「原田会長が激励」

「『7・17』を記念する総大阪の壮年大会が9日、大阪市の関西池田記念会館を中心に、府内の各会館を中継で結んで行われた。(中略)原田会長は、自らが決然と一人立ち突破口を開けば、皆に勇気を与え、勝機が生まれると強調。先生の弟子として、戦う壮年の闘魂をたぎらせ、勇猛果敢な対話で未曽有の大逆転劇を果たそうと呼びかけた」

・7月12日付『聖教新聞』「埼玉壮年部 原田会長、長谷川理事長と共に大会」

「埼玉の壮年大会が11日、さいたま市の埼玉文化会館と県内の各会館をオンラインで結んで意気高く開催された。大躍進を誓う対アでは、石毛総埼玉青年部長が破邪顕正の言論戦の先頭に立つ決意を披歴。阿部総埼玉長は『悔いを残すな、歴史を残せ!』を合言葉に、我ら壮年部が立正凱歌の決定打をと力説した。原田会長は、正義に奮い立った庶民の底力を示す時は今であると語り、『断じて勝つ』と覚悟を決めて前進し続けることが重要であると強調。池田門下の闘魂を燃やし、勇気と執念の対話で逆転勝利のドラマをつづろうと訴えた」

・7月15日付『聖教新聞』「神奈川は執念で勝つ 壮年・男子部が躍進大会 原田会長が出席」

「総神奈川壮年・男子部の躍進大会が13日午前、横浜市の神奈川文化会館を中心に、県内の各会館を中継で結んで意気高く行われた。70年前、若き池田先生が、立正安国の凱歌を轟かせた天地・神奈川。先生は随筆につづった。『今また、新しき正義の大言論戦の火蓋は、わが神奈川から切るのだ』『いまだかつてない広宣流布の大拡大の原動力となれ! 勇気で勝て! スピードで勝て! 異体同心の団結で勝て!』共戦の同志は今再び、師の呼びかけに応えようと、総立ちとなって対話にひた走る。(中略)原田会長は、一人への執念の語らいが勝利を開くと力説。強情な祈りと勇猛な行動を貫き、正義に奮い立った民衆の底力を満天下に示そうと語った」

・7月18日付『聖教新聞』「愛知に広布拡大の大旋風を」「原田会長らが激励 各地で団結の集い」

「原田会長は、中川王者区の本陣地区・愛知地区合同の集いへ。(中略)原田会長は、勝利への執念が重要であると力説。あらゆる友と仏縁を結びながら、誠実と勇気の語らいで立正安国の突破口を断じて開こうと励ました」

 

※7月20日投開票で行われた参議院選に創価学会は眦を決して臨んだ。昨年10月の衆院選と今年6月の東京都議選、そして7月に行われた参院選を、2030年の創立100周年を勝利で飾るための三大政治決戦と位置づけていた創価学会にとって、負けるわけにはいかない重要な「法戦」だったからだ。

だが衆院選では石井公明党代表が落選するとともに「常勝」大阪で全敗するなど大敗北。自公連立政権は衆院の過半数を失った。続く東京都議選では現有23議席の候補を22人に絞って全員当選=完全勝利を目指したものの、よりにもよって「永遠の師匠」である池田大作3代会長の生誕地・大田と、創価学会総本部のある新宿で、現職3人が落選する大敗を喫した。それだけに三連敗だけは防ぎたいと、原田会長をはじめとする首脳幹部は公明党候補が立っている選挙区の組織で宗教的アジテーションを繰り返した。

紹介した聖教記事は、そうした創価学会の動静を示すものだが、「いまだかつてない広布拡大」「未曽有の大逆転劇」「限界突破の挑戦」などの煽りも空しく、埼玉・神奈川・愛知の各選挙区で現職候補が落選。「広宣流布のバロメーター」である比例区票も521万票と、衆参両院選挙の過去最高得票862万(04年参院選)・898万(05年衆院選)から40%減の惨敗を喫した。

「立正安国の戦い」などと宗教的アジテーションで会員を選挙闘争に駆り立ててきた創価学会だが、すでにその主張は学会員にも飽きられている。早晩、政治路線の転換を迫られる時期が到来するだろう。

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