信濃町探偵団―創価学会最新動向

2005-6-1

●和泉元理事長死去
・5月9日付「聖教新聞」「和泉覚氏が死去」
 「和泉覚氏(最高指導会議議長)が7日午前、老衰のため死去した。享年93歳。昭和15年入会。牧口初代会長時代以来、学会の草創期から重鎮として活躍。信心指導で多くの同志を励ました。初代小岩支部長、理事長、副会長、参議、最高指導会議議長等を歴任。参議院議員も務めた」

 ※創価学会の最古参幹部の一人である和泉覚元理事長が、5月7日、死去した。戦前の創価教育学会時代に牧口常三郎会長門下となり、戦後、創価学会を再建した戸田城聖会長の下でも筆頭理事、小岩支部長などを歴任。池田会長時代には理事長や参議院議員を務めたが、本部幹部会等の諸会合で池田氏から「ハゲ」だの「まぶしい」などとからかわれるなどした。和泉氏の死去で牧口門下はほとんど鬼籍に入ることになった。なお、「聖教新聞」には池田氏が弔問に訪れたとの記載はない。

●「新・人間革命」で池田博正氏の事績を大々的に紹介
・5月12日付「聖教新聞」「新・人間革命 希望五十九」
 「一九七七年(昭和五十二年)の秋であった。伸一の長男の正弘は、大学卒業を翌年に控え、進路に悩んでいた。正弘は慶応大学の法学部を卒業したあと、文学部史学科に学士入学し、中学・高校社会科の教諭免許取得にも取り組んだ……」
・5月13日付「聖教新聞」「新・人間革命 希望六十」
 「山本正弘は、自分にとって、何がいちばん創価学会に貢献できるかを考えた。
 そして、できることなら、創価教育の場で尽力したいと思った。思えば彼は、東京の創価学園の入学式の日にも学園を訪れていたし、創価大学の起工式にも参加していた。さらに、関西の創価女子学園の入学式にも出席していた。
 正弘はそこに、父であり、師でもある伸一の、“創価教育の道に尽くせ!”という意志と期待があったのではないかとも思えた。また、それが自分の使命であると感じられてならなかった。(中略)
 伸一もまた、教師として新しい人生のスタートを切る正弘に、こうアドバイスした。『健康に気をつけ、学園のため、生徒一人ひとりのために、生命を燃やしていきなさい。まず、十年を目標に、忍耐と持続で頑張り抜くことだ。それが自分も勝利し、生徒も勝利し、学園も勝利することになる』 
 初代会長の牧口常三郎も、第二代会長の戸田城聖も、共に教育者であった。伸一は教師ではなかったが、先師、恩師の構想と意志とを実現するために、創価学園、創価大学を創立し、教育に最も力を注いできた。
 今、息子の正弘が教育者の道を選び、未来の人材育成に人生をかける決意を定めたことが、何よりも嬉しかった。
 一方、正弘は、父の伸一が、青年時代に全精魂を注いで築き上げた『創価の民衆城』ともいうべき関西の地で、社会人としての第一歩を踏み出すことに、無量の喜びと誇りを感じていた」

 ※池田大作氏の長男である池田博正氏の事績が「新・人間革命」で大々的に取り上げられている。ポスト池田大作体制における後継者と目される池田博正氏だが、今回、「新・人間革命」で、その事績を大々的に紹介するのは、後継者としてのカリスマを醸成するための布石に他ならない。過去に世襲制を否定した池田大作氏だが、かつての創価学会を知る牧口門下、戸田門下が次々に死去していく中で、牧口・戸田時代とは様相を一変させた池田創価学会の世襲体制が完結の時を迎えようとしている。

●韓国SGIソウル五輪スタジアムで反日集会
・5月21日付「聖教新聞」「祖国を愛し 社会に尽くす若きエネルギー!」「韓国SGIの青年たちが10万人の大祝典 ソウル五輪スタジアム」
 「韓国SGI(創価学会インタナショナル)が主催する青年大会『国を愛する大祝典』が15日、『希望を創ります』をテーマにソウル市の五輪スタジアムで盛大に開催された(後援=連合ニュース北東アジアセンター、韓国芸術文化団体総連合会、韓国記者協会、セーブ・ザ・チルドレン)。これには韓国全土から10万人の青年部員、友人らが参加し、国内外の1000人の来賓が祝福した」
 
 ※本誌先号の特集記事にも明らかなように、反日アピールを繰り返す韓国SGIの青年部が、ソウルのオリンピックスタジアムで大々的な反日集会を開催した。「聖教新聞」はこの集会を「国を愛する大祝典」と、なにやらぼやかした抽象的な表現で報じている。
  だが、その内容はゴリゴリの反日集会。同集会の模様を取材した「週刊文春」5月26日号のグラビア記事によれば、集会では「独島は韓国の領土である」との数万人規模の人文字が作られ、オーロラビジョンに「独島(竹島)」が映し出されるや、怒号のような歓声が上がり、青年部の代表が「教科書問題と独島問題を解決することを誓います」と宣誓したという。もちろん「聖教新聞」にはその人文字やオーロラビジョンに映し出された「独島」の写真は掲載されず、反日的言動があったことにも全く触れていない。

 
●迎合続ける地方マスコミ
・5月8日付「聖教新聞」「反響広がる地方紙『日曜随想』」
 「地元紙・岐阜新聞で、池田先生の執筆による、待望の連載『日曜随想』が、1日から開始されました。今回は、『青少年教育』がテーマ。『人生の根っこをつくるのは、青少年時代の教育』との視点から、新1年生に限りない期待を寄せられています。毎月、第1日曜日(朝刊)に掲載される予定です。毎回、楽しみでなりません」
 
 ※「聖教新聞」の「声」の欄に、岐阜新聞に月1回、池田大作氏の寄稿が掲載されることを喜ぶ投書が掲載されていた。本誌既報のように経営が苦しい地方紙では、創価学会のお買いあげやタイアップ、広告出稿などを見込んでの学会迎合記事が相次いでる。今回の岐阜新聞掲載の「日曜随想」も、そうした類の一つだろう。

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