2005-3-15

信濃町探偵団―創価学会最新動向

●「聖教新聞」には「品格」がある

・2月15日付「聖教新聞」「栄光の学会創立75周年 座談会」「“聖教新聞には邪悪を許さぬ戦いが”極悪との闘争こそ人権擁護の要」

 「弓谷(男子部長)この座談会は、多くの人々に読まれている。会員でない方からも大きな反響がある。
 原田(副理事長)私も、友人、財界人等々、さまざまな人から聞く。とくに『まったく日顕というのは極悪だ。本当に悪い坊主だ!』という驚きの声。これがダントツで多い(笑い)。
 青木(理事長)そりゃあ、そうだろう(大笑い)。
 杉山(青年部長)『この座談会を読んで宗教観が変わった』という人も多い。先日も、ジャーナリストが語っていた。『今まで、宗教は“寛容”が大切だと思ってきた。しかし“寛容”とは「悪を見逃す」ことではない。「正義の怒り」がなければ、社会は良くならない』『「悪との闘争」を叫び続けている聖教新聞こそ、真の意味で「人権を守る新聞」と言えるのではないか』と率直に語っていた。
 原田 見る人は、ちゃんと見ているね(笑い)。
 秋谷(会長)我々の進めてきた『平成の宗教改革』が、いかに先駆的か。いかに正義か。多くの識者が賛同を寄せている。
 弓谷 中国・武漢大学の虞崇勝教授も、こう語っておられた。“聖教新聞には『潔さ』という品格がある。それは邪悪な勢力に対する不屈の戦いである。宗教界においては、教義から逸脱し堕落した極悪の勢力に対して、一歩も引くことなく闘争し、清廉公正で、真の信仰心を確立するための手本となっている”と賛嘆されていた。
 原田 邪悪を許さぬ痛烈な糾弾。これが、聖教新聞の大精神だ。創刊以来の伝統だ」

 ※筆者の知り合いの創価学会の地域幹部は、「聖教新聞」の中でこの座談会記事だけは読まないと言う。その理由は、読むと「気分が悪くなる」からだそうだ。創価学会お得意の「いつ」「どこで」「誰が」がないから、本当かどうかは分からないが、その「聖教新聞」の座談会記事を各界の人々が絶賛しているのだという。こうした弁解をせざるをえないのは、よほどこの座談会の評判が、学会内でも悪いのだろう。
  そういえば、過去には「この座談会を下品などという人がいるが、悪に対してはこれくらい厳しくなければならない」などという言い訳をしていたこともある。それにしてもこれほど他者の人権を無視し、他者を悪し様に罵っている新聞を「人権を守る新聞」だとは。呆れてものが言えない。


●政教一体がもたらすもの

・2月9日付「聖教新聞」「栄光の学会創立75周年 座談会」

 「青木 我々が支援する公明党は、今年も『連戦連勝』だな。
 谷川(総東京長)今月6日に行われた、奈良県橿原市、佐賀県唐津市、沖縄県浦添市の市議選でも、公明党は全員当選。橿原市は過去最高得票で1議席増。唐津市も過去最高得票だった。
 西(東京男子部長)同じ日にあった、北海道上砂川町、群馬県新田町、神奈川県寒川町、愛媛県砥部町、佐賀県白石町、熊本県大津町の町議選でも見事、全員当選だ。寒川町は過去最高得票で1議席増。新田町、砥部町でも過去最高得票でトップ当選だった。
 大川(墨田区副総合長・元参議院議員、都議)すべて支持者の奮闘のお陰です。この『最高の支援』に、公明党の全議員が『最高の仕事』をもって応えねばならない。我々、議員OBも、いやまして戦おう!」

 ※その『最高の仕事』とはなにかは、本誌の今号の特集に詳しい。ちなみにこれに先立つ2月1日の「聖教新聞」掲載の「栄光の学会創立75周年 座談会」でも表現もソックリの記事が掲載されていたので、以下に紹介する。

・2月1日付「聖教新聞」「栄光の学会創立75周年 座談会」
 「高柳(婦人部長)私たちが支援する公明党は、今年も『連戦連勝』でスタートしましたね。
 弓谷(男子部長)一昨日(1月30日)に投票が行われた北九州市議選で、公明党は11人全員が当選。同じ日にあった埼玉県戸田市議選、和歌山県岩出町議選も完勝だった。
 原田 1月16日に行われた、沖縄県嘉手納町議選、千葉県大多喜町議選でも完勝。23日の大阪府茨木市議選でも『過去最高得票で全員当選』だった。
 杉山 それも茨木での公明党の得票率は『21・58%』。ダントツのトップだった」

●国連事務次長インタビュー

・2月15日付「聖教新聞」「阿部信泰国連事務次長にインタビュー」「世界の軍縮問題の現状と課題」「原爆投下60年にちなみ池田会長が提言」

 「池田SGI会長は、1月26日に発表した『SGIの日』祈念提言で、原爆投下から60年の今年こそ『不戦の世紀へ』揺るがぬ前進を図るべき年であるとして、いくつかの具体的な提案を行っている。ここでは、一時帰国した国連事務次長(軍縮担当)の阿部信泰氏に、池田提言への感想をうかがいつつ、軍縮問題をめぐる世界の現状と課題についてインタビューした。―中略―
 ――最後にSGIへの期待がありましたら。
ぜひ、SGIも軍縮面で一段と積極的に活動していただいて、貢献くださればと思います。(中略)SGIの強力をよろしくお願いしたいと思います」

 ※日本人の国連信仰は根強い。その権威を利用して自らを平和団体であるとアピールしてきたのが創価学会の一側面。日本船舶振興会の笹川良一氏や立正佼成会の庭野日敬開祖らも受けた国連平和賞を池田大作氏が受賞した際には、これを大々的にアピールし、あたかも池田氏が平和の大指導者であるかのように喧伝した。今回の記事もそうした国連利用の一環。公明党が都知事候補に担いだように、かつての国連事務次長の明石康氏と創価学会・公明党は近しい関係にあったが、今度は阿部次長に、SGIへの期待を語らせることで、平和団体としてのイメージアップをはかろうとの戦略なのだろう。

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