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2005-11-1

信濃町探偵団―創価学会最新動向

●創価学会・公明党が連絡協議会
・10月6日付「聖教新聞」「創価学会と公明党 第14回連絡協議会行う」
 「創価学会と公明党の第14回連絡協議会が5日、東京・新宿区の公明党本部で行われた。冒頭、公明党の冬柴幹事長は、116カ月に及ぶ統一外地方選の連続勝利、7月の都議選の23人全員当選、また9月の衆院選比例区で過去最高の898万票を獲得したことに対し、学会の絶大な支援に心からの感謝を述べた。さらに与党内において公明党は存在感を増しており、その責任は重大であると強調。国民の幸福に奉仕する政治の実現へ全力を尽くすと決意を語った。また太田幹事長代行らは、当面の政治課題に対する党の見解を報告、活発に意見交換が行われた。
 学会の原田光治副会長(中央社会協議会議長)は、衆院選での公明党及び与党の勝利は怏革の断行を揩ニの国民の期待の表れであると指摘。その上で、政権与党にありがちな『驕り』を排して、将来を見据えた政権運営を強く要望した。最後に『大衆とともに』の公明党立党の原点を忘れず、国民の期待に応えて欲しいと望んだ。
 連絡協議会には、学会から山本副理事長、正木・前田(国)・谷川・佐藤(浩)副会長、坂口総合婦人部長、三井婦人部書記長、竹内青年部長、公明党から井上政調会長、東国対委員長、木庭参院幹事長、漆原広報委員長、松女性局長、大石総務委員長、新井機関紙委員長、遠山青年局長が出席した」

 ※10月6日、創価学会と公明党が連絡協議会を行った。その内容は、本誌今号の各特集記事に詳しいが、冬柴幹事長の発言からは、公明党が完全に創価学会に依存していることがあらためて分かる。また、ここで創価学会側は、「大衆とともに」との立党の原点を確認している。
  ここにいうところの「大衆」とは創価学会のこと。要するに創価学会は、公明党に対してどこまでも創価学会を守る番犬であれと釘を刺しているのである。もっとも創価学会は「聖教新聞」紙上の幹部座談会で、恒常的に公明党議員に対して支持者の恩に応えろと圧力をかけつづけている。いまさら言うまでもないことだろうが、念の入ったことだ。

●2006年の創価学会のテーマ
・10月15日付「聖教新聞」「第53回本部幹部会から(要旨)」「秋谷栄之助会長」
 「明年は、婦人部、男女青年部が結成55周年を迎え、いよいよ2010年『創価学会創立80周年』池田先生の『会長就任50周年』を目指し、盤石な創価城を構築していく時です。(中略)そこで、明2006年の学会のテーマを、『青年・躍進の年』としてまいりたいと思いますが、いかがでしょうか(拍手)」

 ※創価学会が来年のテーマを発表した。「青年・躍進の年」ということだが、なんと当面の目標は創価学会創立80周年と、池田大作氏の会長就任50周年にあたる2010年だという。そういえば、以前、池田大作氏は創価学会創立100周年である2030年を目指すと発言したことがある。創立80周年の2010年に池田氏は82歳。2030年には102歳になる。2010年はともかく、2030年まで生きているつもりなのだろうか。

●池田大作氏に対する顕彰をアピール
・10月4日付「聖教新聞」「ジョン・デューイ協会が決定 創価教育の75周年を顕彰」「ヒックマン会長 池田SGI会長はデューイの後継者」
・10月5日付「聖教新聞」「ブラジル カジミーロ・デ・アブレウ市からSGI会長に名誉市民称号」
・10月6日付「聖教新聞」「ニュージーランドの3団体が池田SGI会長に平和貢献賞」「教育の力で『人権の世紀』を その模範が池田博士と創価学園」
・10月9日付「聖教新聞」「創大創立者 上海・華東理工大学『名誉教授』に」「銭学長が授章の辞 池田先生は知性と誠実の対話で築いた 世界に友誼と平和を! 中日両国に金の橋を!」
 「中国・上海の名門『華東理工大学』から『名誉教授』称号が創価大学創立者の池田名誉会長に贈られた。授与式は8日午後、第35回創大祭、第21回白鳥祭の開幕を告げる『創価栄光の集い』に続いて創大記念講堂で行われ、来日した華東理工大学の銭旭紅学長ら一行が出席した」
・10月13日付「聖教新聞」「ブラジルサンパウロ州ジアデマ市教育理事会がSGI会長に教育貢献賞」「発議者 池田氏の主張 教育が平和を創るに賛同 SGIの活動に私たちの理想が」
・10月15日付「聖教新聞」「東欧セルビア・モンテネグロの最高峰の私立大学 ブラチャ・カリッチ大学から池田SGI会長に名誉博士号」
 
 ※世界各地の大学等から180の名誉称号を受けたことを大宣伝した池田氏に対するさまざまな顕彰が続いている。先に韓国のSBS放送が、池田氏に対する名誉称号授与の背景について言及する報道を行ったが、創価学会はこれを「デマ」だとして強く反発している。しかし、それほど世界から称賛されているという池田氏だが、「ニューズウィーク」誌が特集した「世界で尊敬される日本人」の中に池田氏の名前はなかった。悪しからず。

●国家試験
・10月10日付「聖教新聞」「国家試験難関を突破した誉れの友」
 「創価大学の現役生と卒業生で、昨年11月以降に発表された各種国家試験合格者、資格取得者の代表が8日、創大記念講堂に集った。司法試験(昨年11月発表)には、9人が合格。開学以来の累計は117人。また税理士資格(同12月発表)を12人が取得し、累計は109人に(うち創価女子短大出身者2人)。公認会計士試験(同11月発表)は2人が栄冠を勝ち取り、累計は147人(うち短大出身者1人)となった。今年6月に発表された国家公務員T種試験にも1人が合格した」

 ※創価学会は、「総体革命」と称して司法界や官界、政財界、マスコミ界等の各界に学会員子弟を送り込むために学生部に「法学委員会」を設置。創価大学にも、司法試験や公認会計士試験、税理士試験、各種の公務員試験などを受験する学生をサポートする機関として「国家試験研究室」を設けている。その結果、戦後に新設された大学としては、各種の国家試験で好成績を残している。
  10月16日付「聖教新聞」には、そうした創価大学を「司法試験に強い大学」だとプレジデント誌が紹介しているとの記事が掲載されている。公明党による政界のヘゲモニーの掌握を視野に策定された「総体革命」戦略。創価学会はいまもその戦略を着々と推し進めている。


●迎合する書店
・10月8日付「聖教新聞」「新・人間革命第14巻」「東京神田の三省堂に懸垂幕が全国各地でも」
 「池田名誉会長の小説『新・人間革命』第14巻(本社刊)の発刊にあたり、東京の三省堂書店神田本店に、大きな懸垂幕が登場。神田の古書街を行き交う人々の目を引いている。(中略)また、大阪市西区の大阪屋本社では、『香峯子抄』(主婦の友社刊)の懸垂幕とともに。このほか、青森の紀伊國屋書店(弘前店)、埼玉の須原屋本店、神奈川の島森書店(鎌倉店)、愛知の星野書店(サカエチカ店)、富山の明文堂書店(富山新庄経堂店)、広島の廣文舘(本店・広島駅ビル店)、高知の富士書房本店、福岡の紀伊國屋書店福岡本店などでも第14巻の発売を大きく知らせる設営が行われている」
 ※10月10日付「聖教新聞」掲載の「週間座談会」で創価学会は、週刊誌の創価学会批判記事を非難しているが、その中で佐藤男子部長は、「出版物は『書籍』と『雑誌』に分かれる。そのうち、書籍のほうは販売額が伸びている。池田先生の奥様のインタビューを収録した『香峯子抄』をはじめ6点が100万部を超えた」と、『香峯子抄』が100万部を超えるベストセラーになっていると述べている。この『香峯子抄』をはじめ、各種の池田大作本など、学会員による大量購入が確実な出版物は、書店にとっては魅力的な商品。それだけに全国各地の書店が『新・人間革命』の垂れ幕を掲げるなどしているという。
  新聞が創価学会の広告や「聖教新聞」の印刷の前に屈しているのと同様の現象が、出版業界、流通業界でも生じているのだ。

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