2004-11-15

特報/NTTドコモ事件
東京地検の起訴で新事実判明!
小誌発行人の乙骨正生も被害者だった

本誌編集部

 11月2日、東京地検特捜部は、NTTドコモ携帯電話の通話記録不正引き出し事件で再逮捕していたNTTドコモの子会社であるドコモ・システムズの元社員で、創価大学OBの嘉村英二容疑者(29)を電気通信事業法違反で起訴したが、その捜査の過程で、新たに小誌発行人で創価学会問題について厳しい言論を展開している乙骨正生使用の携帯電話の通話記録を嘉村被告が不正に引き出していた事実を確認。すでに不正引き出しの事実が明らかになっている福原由紀子さんの件と併せ、乙骨に対する不正引き出しを電気通信事業法違反で起訴したことが明らかになった。
 11月2日に行われた東京地検の発表によると、嘉村被告が行っていた通話記録の不正引き出しは都合4回。まずは平成14年3月7日頃に、東京都江東区にあるNTTドコモ施設内に設置された端末機を不正に操作して、通信の秘密に属するA名義(福原)の携帯電話に関する通話月日、通話開始時刻、通話先電話番号、通話時間等を記載したデータを出力していた。
 続いて翌3月8日頃に同じくB名義(乙骨)の携帯電話についてA名義同様、通話月日、通話開始時刻、通話先電話番号、通話時間等を記載したデータを出力。
 さらに約1カ月後の4月5日頃に再びAおよびB名義の携帯電話の通話記録を不正に引き出し、もって通信の秘密を犯したというもの。

 周知のようにこの事件は、すでに有罪判決を受けている創価大学の剣道部監督で創価学会の八王子組織の男子部主任部長を務める田島稔元被告の男女関係のもつれに起因する通話記録の盗み出し事件が発端となって発覚した。田島元被告は、交際していた女性の男性関係を疑い、上司筋にあたるやはりすでに有罪判決を受けている創価大学学生課副課長で、創価学会の全国副青年部長などを歴任した根津丈伸元被告に相談、根津元被告が嘉村被告に指示して田島元被告の交際していた女性の通話記録を不正に引き出し、盗み出させていた。
 この事件の公判において嘉村、田島、根津の3被告には、福島啓充、松村光晃、築地伸明の3人の創価学会副会長を含む11人の学会員弁護団が弁護にあたり、事件は「私的で偶発的な一過性の事件」だと強調。執行猶予のついた判決を引き出していた。
 しかし同事件の捜査の過程で警視庁は、福原さんの携帯電話の通話記録が引き出されている事実を把握。福原さんに犯罪事実を告知した上で被害調書まで作成していた。それだけに事件は創価学会弁護団が主張するような「私的で偶発的な一過性の事件」ではなく、創価学会関係者による創価学会に対立する人物に対する計画的かつ組織的な犯行である疑いが濃厚だった。
 今回、東京地検の捜査によって創価学会脱会者で創価学会と対立する日蓮正宗の信徒である福原さんばかりではなく、創価学会が撲滅の対象とし、激しく攻撃を加える小誌発行人の乙骨の携帯電話の通話記録が不正にアクセスされ引き出されていた事実は、この事件が創価学会による組織的な犯罪である可能性をあらためて強く裏付ける形となった。
 それだけに東京地検には嘉村1人の起訴に終わることなく、事件の全容解明に全力を傾注してもらいたいと強く希望したい。

 そもそも、通話記録を不正に引き出されていた福原さん・乙骨と嘉村被告は一面識もなく全く接点がない。したがって嘉村被告には福原さんと乙骨の携帯電話の通話記録を不正に引き出す動機も必然性もない。
 田島元被告の事件は根津元被告の指示の下、嘉村被告が実行している。それだけに福原さんと乙骨に対する不正なアクセスも何者かの指示である可能性は否定できない。ちなみに根津元被告は創価学会の青年部の最高幹部を歴任し、創価学会と対立する人物や団体の動静を探る「広宣部」の幹部だったと伝えられる。
 こうした事実に鑑みるならば、この事件は宮本盗聴事件以来の重大事件。あるいは藤原弘達氏らに対する言論出版妨害事件と並ぶ重大な問題である可能性が高い。
 今後とも小誌はこの事件について徹底的な追及と報道を続けていく。

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