2004-10-15

信濃町探偵団―創価学会最新動向

●池田大作夫人・香峯子さんを宣揚
・9月28日付「聖教新聞」「中国初の女性作家謝冰心女史の文学館 池田名誉会長が『名誉館長』香峯子夫人が『愛心大使』に」「池田先生は 大海の人 高峰の人 香峯子夫人は 愛と笑顔の使者」
 「香峯子夫人に――『愛心大使』授与の辞」「香峯子夫人は『愛の心』を全世界へ 池田先生の活躍も夫人の支えありてこそ」
 「私たち福建省文学芸術界聯合会代表団一行は、このたび、創価学会名誉会長・池田大作先生に、冰心文学館『名誉館長』の称号を、また池田香峯子夫人に『愛心大使』の称号を授与させていただくために、一衣帯水の友好の隣国である日本の東京を訪れました。(中略)
 私たちの心を強く打った1枚の写真があります。それは、池田先生が旅の途中で撮影している様子を撮したものです。先生は道端の土手の上で、精神を集中してカメラを構えていらっしゃいます。その時、香峯子夫人は先生の後ろに立ち、その体を支え、撮影に専心できるようにしておられるのです。この光景は、麗しき人生と愛情の縮図だと感動したのです。ともあれ、香峯子夫人は、池田先生に世界の果てまで寄り添い、その『愛の心』を全世界に降り注いでこられたのであります。
 私たちが香峯子夫人に『愛心大使』の称号をお贈りするのは、まさにこうした理由によるのです」

 ※池田大作氏への顕彰のみならず、池田大作夫人香峰子さんへの顕彰もここ数年目立っている。ポスト池田大作体制は長男・博正氏(副会長)、三男・尊弘氏(副会長)を軸とする世襲体制とみられているが、同時に無視できないのが、いまや「奥様」という特別の存在として池田氏と肩を並べるばかりの勢いの香峯子夫人の存在。創価学会の屋台骨を支える婦人部の最高首脳は香峯子夫人の親衛隊的存在であり、人事を含めた決裁にも香峯子夫人は容喙するともいわれている。
  池田夫妻は、戸田会長を「恩師」として尊崇するが、その戸田会長は夫人を組織の上に君臨させることなどせず、戸田夫人の幾さんも最末端の組担当員という役職をもっただけで、戸田会長の死後は、学会組織に顔も見せることもなかった。創価学会の会長夫人といっても戸田夫人と池田夫人は対照的である。

●創価学会婦人部訪中団
・9月29日付「聖教新聞」「10月 創価学会婦人部訪中団が北京、西安、上海へ 中華全国婦女連合会が招聘」「日中の女性の『金の連帯』をさらに」
 「創価学会婦人部が10月中旬、中国に訪問団を派遣することが決まった。これは中国最大の女性組織『中華婦女連合会』の招聘によるもの。
 訪中団の代表に浅野副総合婦人部長、副団長に笠貫主任女性部長、秘書長に築地女性平和委員会委員長が就き、北京、西安、上海の3都市を訪問する。(中略)
 浅野団長は語る。『本年は池田先生の初訪中から30周年の意義ある佳節です。先生が心血を注いで築いてくださった友好の『金の橋』を渡り、日中の女性の友情と平和の連帯をさらに大きく広げてまいります」

 ※池田夫人に「愛心大使」なる称号を贈られたことへのお礼参りでもないのだろうが、婦人部の代表団が訪中するという。本誌先号の特集記事「薄っぺらな池田外交 ソ連・中国・アメリカを自己宣揚に利用」でも触れているように、池田氏は内心では中国を「子供」などと小馬鹿にしている。しかし創価学会ではそうした事実を学会員にはいっさい知らせず、いかにも日中友好に寄与した偉人であるかのように喧伝する。そのスピーカーの役割を果たすのが訪中する幹部達。今回は池田夫妻の親衛隊ともいうべき婦人部の幹部らが訪中する。

●芸術部員を相次ぎ「聖教新聞」に登場させる
・9月19日付「聖教新聞」「日曜特集 生きがいを持とう!」「デビュー30周年 日本の歌姫」「【東京・世田谷区】本年、デビュー30周年を迎えたミュージカル女優の島田歌穂さん=梅丘支部、地区副婦人部長(白ゆり長兼任)、芸術部員。記念コンサートが各地で感動を広げている。どんなときも、ステージに立つことが“生きがい”という“日本の歌姫”に、舞台と信仰の歩みを語ってもらった」

・9月26日付「聖教新聞」「トーク21」「俳優 桜金造さん 胸にしみたおばあちゃんの一言」「きょうの『トーク21』は、NHKテレビ『コメディー お江戸でござる』(現在は『コメディー 道中でござる』)でおなじみの俳優・桜金造さんの登場です」
 「さくら・きんぞう 1956年、東京都出身。81年にアゴいさむさんとのコンビ『アゴ&キンゾー』を結成。95年からNHKの『コメディーお江戸でござる』に出演。映画、舞台、執筆など幅広く活躍。中野区在住。地区幹事。芸術部員」

・10月3日付「聖教新聞」「トーク21」「女優・タレント 久本雅美さん 喜んでもらいたいがパワーの源!」「今回の『トーク21』は、好感度ナンバーワン女優――お茶の間で人気の久本雅美さんの登場です。創価の女性の活躍をリードする西坂妙子さん(主任副女子部長)との語らいは、『元気の源』」
 「久本 私にとっては、学会の皆さん、学会活動のすべてが“宝”です。仕事で疲れて帰ってきても、つねに前向きに生きている学会員の輪の中に入ると、また元気になれるんです(中略)
 応援してくださる皆さんの期待にこたえていけるよう、『創価の女優』の誇りを胸に、努力し続けていきます!」
 「ひさもとまさみ 大阪府生まれ……84年入会。東京・中野区在住。女子部区主任部長。副芸術部長」

 ※桜金造、久本雅美というテレビでもおなじみの学会員が、「聖教新聞」の「トーク21」なる日曜日の企画記事に登場している。周知のように桜はNHKの「お江戸でござる」にレギュラー出演し、リニューアルした「道中でござる」では座長役を務めている。NHKでレギュラーしかも主役である。当然のことながら年輩者には大いに知名度がある。そして久本は「聖教新聞」が「好感度ナンバーワン」と書いているように、最も売れている学会員タレントである。
  今年7月に行われた参議院選挙で創価学会は、公明党比例区1000万票の獲得を目指したが昨年の衆院選よりも11万票も得票を減らした。特に東京では沢雄二候補がようやく最下位で当選する体たらく。このままでは来夏に予定されている都議選で公明党の議席減は必至。しかも都議会公明党のドン・藤井富雄氏や大ベテランの橋本辰二郎氏などが引退し、新人候補が擁立されるだけに苦戦が予想される。それだけに知名度のあるタレントを登場させ、少しでも浮動票、F票を上積みしようという腹づもりなのだろう。一連のタレントの「聖教新聞」への登場は、そのための序章だとみることが可能だ。

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