6月号目次

月号目次

閻魔帳

僭主独裁が政治的独裁に親近する理由/乙骨正生

特集民主主義の危機──改憲・共謀罪に加担する創価・公明

改憲に共謀罪法案とわが国の民主主義を破壊する「公明党=創価学会」の大罪/古川利明

“テロの温床”への視座欠くテロ等準備罪議論/広岡裕児

安倍独裁政権、官邸主導で暴走 無法国家へ改憲、共謀罪、森友・加計事件/川﨑泰資

「平和・人権」の看板を捨てた公明党/段 勲

トピックス

筆者寄稿記事に統一教会/家庭連合が激昂 主要全メディアに抗議のプレスリリース/鈴木エイト

連載

信濃町探偵団

──創価学会最新動向

新・現代の眼(第10回)

凡庸な悪菅野 完

ヨーロッパ・カルト事情232

ジハード主義の精神操作(マインドコントロール)、セクト対策市民団体担当者に聞く広岡裕児

執筆者紹介  編集後記

編集後記から

 共謀罪(テロ等準備罪)の審議が続く参議院。政府・与党は6月13日の成立を期すとも伝えられ、小誌発行時には緊迫の事態を迎えているものと思われます。内心の自由を脅かす恐れがあり、治安維持法の現代版とも批判される共謀罪の導入を、戦前の昭和軍国主義体制の下で、治安維持法違反容疑で逮捕・拘留され獄死した牧口常三郎創価教育学会会長を、「永遠の師匠」(会則)と仰ぐ創価学会を組織母体とする公明党が推進するとは、歴史の皮肉としかいいようがありません。

 牧口初代会長・戸田城聖2代会長とともに、創価学会の「永遠の師匠」とされ、公明党の創立者でもある池田大作名誉会長は、「私ども創価学会の人権闘争の原点は、国民から精神の自由を奪い、戦争に駆り立てようとした軍国主義ファシズムに、断固として戦い抜いた牧口初代会長と戸田城聖第2代会長の精神闘争にあります。両会長の精神を受け継いだ私も、創価学会の社会的使命の一つはそこにあると考え、行動を貫いてきました」(「教育提言」平成13年1月)と、自らと創価学会の平和主義や人権尊重の原点は、牧口・戸田両会長の戦時下の「抵抗」にあると表明。治安維持法を「稀代の悪法」と非難しています。

 しかし池田氏は、現代版治安維持法と批判される共謀罪の導入に反対の声をあげることはなく、「池田門下生」である創価学会の執行部や公明党議員も、これに反対することはありません。小誌は創価学会の社会的レーゾンデートルは崩壊していると指摘してきましたが、初代会長・2代会長の「闘争」に反して、「社会的使命」を放擲した創価学会に、社会的レーゾンデートルがないことはこの一事からも明白でしょう。

 ちなみに共謀罪審議が行われている参議院法務委員会の委員長ポストは、昭和40年に和泉覚公明党副委員長(創価学会理事長など歴任)が就任して以来、現在の秋野公造委員長にいたるまで4452年間にわたって公明党議員が独占しています。多くの刑法学者、各地の弁護士会、マスコミ、さらには国民各層から強い批判や反対の声があがっている共謀罪ですが、公明党はそうした声を歯牙にもかけず一瀉千里、共謀罪の成立に邁進しています。

カテゴリー: 最新目次   パーマリンク

コメントは受け付けていません。