信濃町探偵団

信濃町探偵団──創価学会最新動向

●写真はなくとも元気??

1月1日付「聖教新聞」「世界広布新時代 青年拡大の年が開幕」

「新年の歌 池田大作」「勝ちにけり 師弟の大山 揺るぎなく 不動の信心は 万代までも」

同「新春あいさつ 婦人部長 永石貴美子」

●東京都議会議員選挙に突き進む創価学会

 ――選挙の勝利は「創価学会仏」の正当性の証明&「池田先生のご入信70周年」慶祝のため

1月9日付「聖教新聞」「先駆の黄金柱 北九州で壮年大会 原田会長が激励」

「総福岡・北九州総県で8日、壮年部の大会が盛大に開かれ、原田会長が出席した。(中略)原田会長は、限界の壁、困難の波浪に襲われた時に男の真価が問われると強調。逆境を飛躍のばねに変え、壮年の底力で、広宣勝利の旗を満天下に示そうと呼び掛けた」

1月10日付「聖教新聞」「大東京に栄光の凱歌を 原田会長は目黒 北へ 葛飾は総会」

「大東京が栄光の凱歌を轟かせながら、“青年拡大の年”を前進!原田会長は9日、目黒総区と北総区の集いへ。両会合で会長は、いざ勝負という時に人間の真価が問われると強調。『今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり』を拝読し、『断じてやり遂げるとの一念で、愛する地域を、共感の輪と人材の連帯が広がる寂光土に』と念願した」

1月13日付「聖教新聞」「世界広布新時代第23回本部幹部会から(要旨) 『決意』と『実行』こそ学会の伝統 原田稔会長」

「世界広布新時代第23回本部幹部会の開催、誠におめでとうございます。(中略)池田先生は会長就任5周年の本部総会で、5年間における学会の見事なる前進を振り返られました。小説『新・人間革命』第10巻『言論城』の章には、こうつづられています。

『この聖業を成し遂げた創価学会は、まさしく、仏の御金言通りの、信心を骨髄にし、慈悲を血管にした一大和合僧の、仏の生命体であります。そして、鉄壁の団結をもって、民衆救済に進む、この姿、この力こそ、世界最高の、平和の大不沈戦艦であり、これを私は、“異体同心丸”と名づけたいのであります』との大確信の宣言であります。すなわち『創価学会仏』の生命は、わが『異体同心の団結』の一念にこそ脈打つ――この一点を、私たちは深く銘記していきたい。そして、広宣流布大誓堂の完成5周年へ、ますます鉄壁の団結で、広布を阻まんとする嫉妬の魔性を打ち倒しながら、全世界の民衆救済という大海原へと船出していきたい。破竹のスタートダッシュで、まずは上半期、全ての戦いを完全勝利で飾り、『8・24』池田先生のご入信70周年を、門下一同、盛大にお祝いしていきましょう」

1月18日付「聖教新聞」「全国で躍進の一年誓う座談会 原田会長は東京・足立へ」

「創価家族が躍進の一年を誓う、学会伝統の座談会が、全国各地ではつらつと行われている。原田会長は17日、東京・足立総区千住池田区の春風地区の集いへ。(中略)原田会長は、世界の各界の識者が池田先生の思想と行動に深く共感を寄せている模様を紹介。師と共に広布の大道を歩む誇りを胸に、偉大な勝利の人生をと激励した」

1月20日付「聖教新聞」「座談会は勇気の泉 原田会長が東京豊島へ」

「勇気の心あふれる座談会が、各地で行われている。原田会長は19日、東京・豊島総区の千川支部高松地区へ。(中略)原田会長は、異体同心の団結こそ広布伸展の要諦であると訴え、心を合わせて地域広布にまい進しようと呼び掛けた」

1月22日付「聖教新聞」「“喜び多き”座談会 原田会長は東京・北総区へ」

「原田会長は21日、東京・北総区の東田端支部喜多地区へ。(中略)原田会長は、『建設は死闘』との師の指針を胸に刻み、広布と人生の勝利を目指し、獅子奮迅の勢いで前進をと呼び掛けた」

1月23日付「聖教新聞」「東京 中野が勇気の行進」

「『東京凱歌』の先駆を担う中野総区の総会が22日、原田会長が出席して東京戸田記念講堂で盛大に開かれた。(中略)原田会長は、『嵐に不動の信心』こそ学会精神の根幹であるとし、ほとばしる奔流のような勢いで、あらゆる困難を乗り越えて、『中野が勝てば東京が、全国が勝つ』という信仰勝利の実証を示そうと励ました」

※創価学会の本部幹部会での会長発言では、これまで「お元気な池田先生とともに」というフレーズが枕詞になっていた。だが、今年初めての本部幹部会での原田発言を報じる「聖教新聞」記事からは、この枕詞が消えていた。「聖教新聞」元日号や1月4日号に池田大作名誉会長の近影写真が掲載されなかったことを含めて、池田氏のXデーは確実に近づいているのかもしれない。

 その本部幹部会発言で原田会長は、小説『新・人間革命』第10巻の記述を引用し、「創価学会仏」は「異体同心の一念」に宿ると強調。その上で都議選に向けての「異体同心」での選挙闘争を呼びかけるとともに、「池田先生のご入信70周年を、門下一同、盛大にお祝い」するために「破竹のスタートダッシュで、まずは上半期、全ての戦いを完全勝利で飾」ろうと強調した。「全ての戦い」の中に8月の入信記念日直前の7月の都議選が含まれているのは当然である。

 その都議選の前哨戦と位置づける1月の北九州市議選、さらには大阪・茨木市議選、岡山・倉敷市議選、埼玉・戸田市議選で、創価学会は組織上げての選挙戦を展開した。原田会長が北九州や東京各地に率先して足を運び、都議選勝利に向けた「異体同心」での選挙闘争を煽るなどしたのだが、1月度本部幹部会の発言からは、その狙いが「創価学会仏」の正当性の証明と、池田氏の「入信70周年」を祝うためのものであることが読み取れる。

 かつて創価学会は、政界進出を「政界浄化」のためなどと強調、選挙闘争を「立正安国」のための法戦などと主張していたが、集団的自衛権の行使容認や安保法案への賛成、さらには稀代の悪法である「治安維持法の再来」とも批判される特定秘密保護法や共謀罪に賛成することで、従来の政治的主張を自壊させたことで、説得力を喪失した挙句、ついには選挙闘争のモチベーションとして、池田氏の「ご入信」を慶祝することを掲げるに至った。

 自分で物事を考えることを停止させる反知性主義の全体主義集団の帰結といえばそれまでだが、それが創価学会という教団内部の問題として自己完結するのではなく、選挙結果を通じて広く社会一般に悪影響を及ぼすだけに、看過できない。本誌が創価学会・公明党の政教一致・政教一体問題を、そして自公連立政権や地方議会における公明党の政治的影響力を問題視するゆえんである。

●前哨戦の結果に欣喜雀躍――だが組織力の低下は顕著

1月31日付「聖教新聞」「公明党北九州市議選に完勝」「過去最高の13議席を獲得歴史的な大勝利」

「2017年政治決戦の前哨戦として注目を集めた29日の北九州市議選(総定数57)で、公明党は13候補全員が当選。2議席増で過去最高の13議席を獲得した。同日行われた埼玉県戸田市議選も全員当選となり、22日の大阪府茨木市議選、岡山県倉敷市議選と合わせて本年初頭の四つの大型市議選で公明党は完全勝利を飾り、今夏の東京都議選へ、大きな弾みをつけた」

※上述したように、東京都議選の前哨戦と創価学会が位置づける北九州市議選・戸田市議選・茨木市議選・倉敷市議選で、公明党候補全員が当選したことに創価学会が欣喜雀躍している。とくに北九州市議選では、議員定数が削減されたにもかかわらず、現有議席を2議席増やしたことに大喜び。得票数も北九州市議選では、前回比3567票増の75365票で、得票率も過去最高だったと創価学会は「完全勝利」を誇示している。

 しかし前々回平成21年の北九州市議選での公明党の得票数は84600票で、前々回比では9235票のマイナス。そして戸田市議選は前回比835票増だったが、茨木市議選は473票減、倉敷市議選は267票減となっており、18歳選挙権が導入されても創価学会の勢力や活動能力は低下していることが浮かび上がる。結局、北九州市議選の投票率が39・2%と40%にも達していない事実が示すように、一連の市議選での勝利は、低投票率の中で創価学会の組織票が有効に作用したということであり、投票率が上がれば創価学会・公明党の選挙は苦しくなる。小池知事の登場で注目が集まる都議選は投票率が上昇するものと考えられる。それだけに苦戦必至の創価学会・公明党は躍起となっている。

●都議会公明党新春賀詞交歓会

1月7日付「聖教新聞」「公明党は地方政治の要 山口代表 都議選の大勝利を誓う 東京都本部賀詞交歓会」

「公明党東京都本部の新春賀詞交歓会が6日、東京・新宿区内で開催され、山口那津男代表、太田昭宏全国議員団会議議長らと共に、政界、経済界、労働界などから多数の来賓が出席した。

 高木陽介衆院議員(東京都本部代表)は本年の一大政治決戦となる夏の都議選について『予定候補23人の全員勝利へ、団結してまい進する』と力強く決意を語った。山口代表は『自公連立政権はこの4年余り、デフレ脱却を目指して着実な成果を挙げてきた。これかもしっかりと政権を支えていく』と力説。(中略)山口代表は『政治の安定を図るためには、地方政治がしっかりとした基盤を固めることが大事だ』と強調。その上で『改革と共に継続性が重要な都政において、長い間、安定を保つ要の役割を担ってきたのが都議会公明党である』と訴え、公明党が都議選で勝利し、都政改革を前に進めていくと力説した。

 一方、来賓の二階俊博自民党幹事長は『公明党と自民党が共に手を携えて協力してきた歴史が今の日本の政治の歩みだ。協力できるところは協力し、両党が責任を持ち対応したい』とあいさつ。小池百合子都知事は『これまでの信頼関係をベースにしながら、都民のための都政を確実なものにし、東京大改革を進めるため、共に歩んでいきたい』と語った」

※国政では自公連立政権を、都政では小池都知事との連携を模索する公明党&創価学会。山口代表の発言には、さながら(ぬえ)のような特異な宗教政治集団の本音がよく示されている。公明党東京都本部の新春賀詞交歓会での二階自民党幹事長、小池都知事の挨拶からは、この国の政治に創価学会という特異な宗教政治集団の政治的影響力が大きく影を落としていることが分かる。

 その創価学会を組織母体とする公明党は、候補者23人の全員当選を目指すが、中野区と北区で定数が1議席削減されるなど厳しい情勢であることから、都議選勝利のために早々に都議会自民党と袂を分かち、小池知事の提唱する「東京大改革」の先兵的役割を演じることで、「完全勝利」を目指している。見え透いた蝙蝠(こうもり)飛行だが、その臆面のなさには呆れるしかない。

●『新・人間革命』の血肉化強調する池田博正主任副会長

3月1日付「創価新報」「弟子の道 小説『新・人間革命』に学ぶ」「師と共に不二の道を歩み続ける」「インタビュー 池田博正主任副会長」「『精神の正史』ここに 弟子の実践で継承を」

「あの地この地で奮闘する友へ、先生は毎日、希望の指針を贈られています。2010年以降、先生が直接、会合に参加されないようになったことで、『新・人間革命』の意義は一層、大きくなりました。先生は小説で、創価学会の精神の正史と、自身の心境をつづられながら、『今』の読者に力強くメッセージを発信されているのです。

 時代が進めば、小説で描かれている当時のことを知る人は減っていきます。もちろん、その場に居合わせた人の証言は貴重ですが、『新・人間革命』がつづられることで、折々の広布史や学会精神が“先生の思いとともに”永続的に伝わっていく──ここが重要な点です。言い換えれば、『新・人間革命』は、後世の学会員の依処となる“文証”とも言えるでしょう。ゆえに、私たちが今しっかりと学んでいくことこそが、『学会の永遠性』の確立につながっていくのだと確信します」

「これからの時代は、完結に向かう『新・人間革命』を、弟子の立場でどう深め、実践していくかが鍵となります。いかに自分たちの血肉とし、後世に正しく伝えていくか。その意味で皆さんは、使命ある“新・人間革命世代”と言えるでしょう。

 また、新聞連載を読む上で、私は毎日の“切り抜き”も大事だと思います。前後のつながりを意識し、全体像を押さえていくことが大きな意味をなすからです。(中略)私は、いまだに『人間革命』第10巻の“切り抜き”を持っています。もう40年近く前のものですが、わが『青春の宝』です。

 きょうも小説『新・人間革命』が掲載された聖教新聞が届けられる。このかけがえのない一日一日を、池田先生と共に勝ち飾り、師弟共戦の金字塔を築いてまいりましょう」

※創価学会青年部の機関紙「創価新報」に池田大作氏の長男である池田博正主任副会長が登場。『新・人間革命』を学び、師匠である大作氏の意思を血肉化し継承することの重要性を強調している。

 父親である大作氏を「先生」と尊称する博正氏。子息である博正氏が、大作氏を「父」とは呼ばず「先生」と呼ぶことで、子息でさえ師弟の筋目・けじめをたてているとアピールしたいのだろう。が、それにしてもクサイ演出である。

 その冒頭で博正氏は、大作氏が2010年の5月以来、会合に出席しなくなったことから、『新・人間革命』の意義はさらに重要になったとし、大作氏が日々、全国各地で奮闘する会員に対して、「創価学会の精神の正史と、自身の心境をつづられながら、『今』の読者に力強くメッセージを発信」しているとアピールする。

 当然のことながら、この発言は『新・人間革命』を大作氏が日々執筆しているという前提に立っており、創価学会の首脳幹部である以上に、大作氏の子息である博正氏も大作氏が元気という「演出」、悪く言えば「虚構」を補強していることが分かる。

 それにしても「小説」すなわちフィクションだとしながら、『新・人間革命』は、「創価学会の精神の正史」であり、そこには大作氏の「心境がつづられ」ているとして熟読玩味、血肉化を図るために新聞の切り抜きまで推奨する博正氏。

 創価学会の次期会長は、谷川佳樹主任副会長が有力と見られているが、青年部に対して大作氏との「師弟の道」を説く博正氏が、お血筋もあることから、組織の安定と求心力の維持のために、案外、原田会長の次の会長、もしくはSGI会長に就任する日が近いのかもしれない。

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