信濃町探偵団

信濃町探偵団──創価学会最新動向

●「核兵器禁止条約」交渉決議と創価学会の平和運動

10月6日付「聖教新聞」「ベルリンで軍縮めぐる世界会議」「SGIが3団体と共同開催」「平和のための宗教間フォーラム」「高まる軍事費を人道支援や環境保全へ」

「世界70カ国・300団体からなる平和組織『国際平和ビューロー(IPB)』主催の世界会議が、9月30日から10月3日の4日間にわたってドイツの首都ベルリンで開催され、SGI代表が出席した。『平和のために軍縮を!』をテーマにした同会議は、膨れ上がる世界の軍事費に焦点を当てたもの。年間で約185兆円(ストックホルム国際平和研究所)とされる世界全体の軍事費を、人道支援や気候変動対策、持続可能な開発などに用いるよう訴えている。(中略)河合SGI平和・人権部長は、核兵器廃絶の取り組みに言及。核兵器のない世界に向けた機運を高めるには、人間に本来備わっている共感の力を広げていくこと、人々の内発的な力を開花させていくこと、青年の関与に重点を置くことが重要であると指摘した。また池田SGI会長の『世界を分断し、破壊する象徴が核兵器であるならば、それに打ち勝つものは、希望を歴史創造の力へと鍛え上げる民衆の連帯しかない』との言葉を通して、今後も共生の未来を目指し、草の根の運動を進めていきたいと語った」

1020日付「聖教新聞」「核兵器禁止へ高まる国際社会の声」「SGIが参加する宗教コミュニティー」「人間性を議論の根幹に」「国連総会第1委員会で共同声明を発表」「人道軍縮フォーラムSGIの代表が登壇」

「米ニューヨーク市の国連本部で開かれている国連総会第1委員会で12日、SGIが参加する『核兵器の非人道性を憂慮する宗教コミュニティー』の共同声明が発表された。一方、1516の両日には同市内のペース大学で『人道軍縮フォーラム』が開催され、SGI代表が参加。人間性を議論の柱に据えた軍縮運動の重要性を訴えたほか、宗教の役割を巡る分科会の進行を担当した」

「毎年9月に開会する国連総会は、国連事務総長、総会議長、各国首脳による一般討論を経た後、議題ごとに六つの委員会に分かれて討論が始まる。そのうち、軍縮・国際安全保障問題を扱うのが第1委員会である。毎年、軍縮関連の決議が多く採択される第1委員会は、核軍縮・不拡散の動向を見極める上で大きな注目を集める。とりわけ本年は核兵器禁止条約の来年中の交渉開始を求める報告書が、8月に国連公開作業部会で採択され、提出された中での国連総会の幕開けとなった。それを受けた決議案が10月末に採決される見通しの中、第1委員会では各国代表や国際機関、市民社会による議論が連日、本格的に行われている。石渡SGI平和運動局長らSGI代表は12日、第1委員会の一環として行われた市民社会プレゼンテーションに参加。席上、SGIがWCC(世界教会協議会)、PAX(オランダの平和団体)などと共に参加する『核兵器の非人道性を憂慮する宗教コミュニティー』の共同声明が発表された。同コミュニティーによる共同声明は、ワシントンでSGIが主催した宗教間シンポジウム(2014年4月)で発表された声明を基盤に、ウィーンでの『核兵器の非人道性に関する国際会議』(同年12月)や国連本部でのNPT(核不拡散条約)再検討会議(15年4~5月)などでも発表されてきた。SGIは、この宗教間の取り組みで中心的な役割を担っている」

1029日付「聖教新聞」「核時代平和財団がSGIと主催 米で核兵器廃絶シンポジウム」

「核時代平和財団とSGIが主催するシンポジウム『喫緊の課題である核兵器廃絶』が2425の両日、アメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラ市内で開催。核問題に携わる専門家らと共にSGIの代表が参加し、議論を交わした。これには池田SGI会長がメッセージを寄せ、平和を目指す民衆の連帯を共々に広げていきたいと強調した」

「国連総会第1委員会で27日、『核兵器禁止条約』制定の交渉開始を定めた決議案が、賛成多数で採択された。交渉が始まる明年は、戸田第2代会長の原水爆禁止宣言から60周年である。SGI会長はシンポジウムに寄せたメッセージの中で、同宣言はSGIの平和運動の原点であると述べた後、『平和への思いが結びつけるグローバルな民衆の連帯こそが、時代の閉塞状況を打ち破る、変革の力を湧き起こし、希望の未来への旭日を立ち上らせゆく』と強調。核兵器廃絶への挑戦は『生命軽視の思想との戦いであり、世界を人道的な方向に向け直す挑戦にほかならない』と述べ、人間の尊厳が永遠に守られる道を開き、核時代に終止符を打つべく、平和の民衆の連帯を一段と広げていきたいと訴えた」

同「核禁止条約、交渉開始へ」「日米露は反対国連総会委が決議」

「『ニューヨーク時事』国連総会第1委員会(軍縮)は27日、核兵器禁止条約など核兵器の法的禁止措置について交渉する国連会議をニューヨークで来年開くとした決議を123カ国の賛成を得て採択した。日本や核兵器保有国の米ロ英仏など38カ国が反対し、中国など16カ国が棄権した。核開発を進める北朝鮮は賛成した。決議はメキシコやオーストリアなどが主導し、55カ国以上が共同提案。年内に総会本会議で採択され正式な決議となる見通しだ。核兵器を法的に禁止する枠組みについて国連で初めて本格的な議論が行われることになる」

1030日付「聖教新聞」「核兵器禁止条約の交渉開始決議 国連総会第1委員会での採択に寄せて」「市民の連帯の拡大へさらに尽力 創価学会平和委員会 石渡議長」

「『核兵器禁止条約』の制定を目指す決議案が国連総会第1委員会で採択されたことを受けて、このほど創価学会平和委員会(石渡一夫議長)が談話を発表した」

「生命の尊厳と価値を最大に尊重する仏法の見地から、人間性を否定する兵器として核兵器の廃絶を求めてきた創価学会平和委員会は、今回の決議採択を歓迎するものです。これは核兵器廃絶に向けた具体的かつ歴史的な選択であるといえます。今後の交渉においては、今回、残念ながら反対あるいは棄権した国々を含む全ての国が、核兵器のない世界を目指す『地球的な共同作業』として、積極的かつ建設的な議論を行うことを私たちは強く期待するものです」

※軍縮を担当する国連総会の第1委員会が、法的拘束力をもつ「核兵器禁止条約」の制定を目指した交渉開始を求める決議案を、世界123カ国の賛成をもって1027日に採択した。これに日本政府は、核保有国の米英仏露や核の傘の下にあるドイツや韓国などとともに反対した。世界で唯一の被爆国と称する日本が、「核兵器禁止条約」の交渉開始に反対したことに対しては、被爆者はもとより決議案に賛成した国々からも、ダブルスタンダードだとの批判や不信の声があがっている。戸田城聖2代会長の「原水爆禁止宣言」を平和活動の原点だとする創価学会は、国連総会を前に積極的な核兵器廃絶運動を展開していることを「聖教新聞」でアピールしていた。そして国連総会第1委員会が1027日に「核兵器禁止条約」の交渉開始の決議を採択するや、交渉が始まる明年は、戸田会長の「原水爆禁止宣言」60周年の佳節にあたるなどとアピールし、あたかも創価学会が核廃絶運動をリードしているかのような報道を行っている。

 だが、決議案採択を報じる1029日付「聖教新聞」には、社会面に時事通信の「核禁止条約、交渉開始へ」「日米露は反対国連総会委が決議」なる記事は掲載しているものの、日本政府が決議案に反対した事実についての創価学会としての論評はない。1030日付「聖教新聞」には創価学会平和委員会議長の「談話」を掲載したが、日本政府が決議に反対した事実には一言も触れておらず、日本政府が反対したことへの論評も批判もない。もちろん多年にわたって核兵器の禁止と廃絶を声高に訴え、「核兵器禁止条約」の締結に向けて日本政府が積極的な役割を果たすよう強調していた池田大作名誉会長からも、今回の決議採択と日本政府の対応についての発言はない。

●「世界広布新時代 青年拡大の年」の狙いとは

1015日付「聖教新聞」「世界広布新時代第20回本部幹部会 四国総会から(要旨)」

「2017年のテーマ『世界広布新時代 青年拡大の年』開拓者の心で勢いよく前進 原田稔会長」

「明2017年(平成29年)は、池田先生の入信70周年、若き日の先生が拡大の突破口を開いた『2月闘争』65周年、戸田先生の願業『75万世帯』達成60周年、池田先生が第3代会長就任式で訴えた『300万世帯』達成55周年と、師弟の精神に貫かれた佳節を、幾重にも刻みます。(中略)そして学会は、さらに創立90周年、100周年を見据えつつ、広宣流布大誓堂の完成5周年となる2018年の『1118』へ、新たな前進を開始しております。(中略)学会の永遠性を確立する今この時、最重要の鍵は、『青年』です。そこで学会は、2017年のテーマを『世界広布新時代 青年拡大の年』と掲げたい。私たちは、青年を先頭に、皆で若々しく折伏・弘教に挑み、世界の平和と繁栄を実現しゆく創価学会を守り、永遠ならしめる後継者を、さらに勢いよく拡大・育成していきたい」

※創価学会が来年の活動テーマを「世界広布新時代 青年拡大の年」と発表した。来年は池田名誉会長の入信70周年をはじめとするさまざまな佳節が重なる年だとして、青年部の拡充を掲げている。すでに本欄でも指摘していることだが、現在、創価学会はポスト池田体制の確立を目指して、創価学会の永遠性の確立を声高に叫び、その当面の目標到達点を大誓堂建設5周年の2018年1118日に置くとしている。そのためにはあらゆる闘争に勝利するということで、今後、財務・新聞啓蒙(拡販)・折伏(会員獲得)と、選挙闘争に全力を傾注することとなる。だが、本尊・教義の変更と、集団的自衛権の行使容認・安保関連法案への賛成による平和主義の放擲によるダメージは少なくなく、創価学会の組織は水面下で大きく混乱と動揺を来たしている。特に原田会長を中心とする執行部は、執行部の方針に反対する幹部・活動家を処分するなど、強圧的かつ強権的な組織運営を繰り広げており、組織には不満と不信が渦巻いている。「青年拡大の年」とは、マインドコントロールしやすい青年部を中心に、強行突破を図ろうという執行部の思惑が透けて見えるテーマ設定といえる。

●箱根駅伝と大学野球&ドラフト

1016日付「聖教新聞」「創価大学 2年ぶり2度目の箱根駅伝へ」「予選会を合計タイム3位で通過 抜群のチームワークが結実」

「第93回『東京箱根間往復大学駅伝競争』(箱根駅伝=来年1月2、3日)の予選会が15日午前、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までの20㌔コースで行われた。創価大学は堂々の3位に入り、2年ぶり2度目の箱根駅伝本選への切符を手にした。(中略)創立者の池田名誉会長は、選手たちの大健闘をたたえ、『うれしい。本当におめでとう』との伝言を贈った」

1017日付「聖教新聞」「師弟勝利の旗高く 座談会」

永石(婦人部長)はじめに、創価大学から、嬉しいニュースが舞い込んできました。

 清水(女子部長)2年ぶり2回目の箱根駅伝本戦への出場決定ですね(一同拍手)。

 志賀(男子部長)全国の方々が、自分のことのように喜んでおられます。

 原田(会長)チームの団結力で、歴代のベストタイムを大幅に更新し、予選会を堂々の3位で突破した創大生たちが、新春の箱根路で躍進しゆくことを念願してやみません」

1021日付「聖教新聞」「創価大 田中ソフトバンク 池田楽天が交渉権」

「創価大のダブルエースが挑むプロの舞台はパ・リーグに――。プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)は20日、東京都内のホテルで開かれ、150㌔台中盤の速球を武器に即戦力として期待される創価大の田中正義投手は、広島、巨人、日本ハム、ソフトバンク、ロッテの5球団が1位指名で競合した末、ソフトバンクの工藤監督が抽選に勝って交渉権を獲得した。同じく創価大の池田隆英投手は楽天から2位指名された」

「今ドラフトの目玉だった創価大の田中投手は、5球団が1位指名で重複した。ソフトバンクの工藤監督が当たりくじを引き当てた瞬間、『なるべく表情を変えないように』していた田中投手に笑みがこぼれた。(中略)(投手に逸材の多かったドラフトで一番の注目を集めた田中投手は)『創価大野球部で学んだことは数え切れない。人生の指針になっているので、ぶれることなく努力していきたい』。母校への感謝の思いを胸に、自らの力を証明する挑戦が始まる」

1026日付「聖教新聞」「東京新大学野球秋季リーグ戦 創価大学が優勝」「我らは心で勝つ!」「ベストナインに4選手 田中・池田投手が最多勝利」

「東京新大学野球の秋季リーグ戦の閉会式が24日、埼玉・岩槻川通公園野球場で行われた。全大学から勝ち点を挙げる完全優勝を成し遂げた創価大学野球部。最優秀投手には田中正義投手、最多勝利に田中投手と池田隆英投手、最優秀防御率に池田投手、最多盗塁に伊藤嵩基選手が輝いた。(中略)(田中正義投手は)何より力を入れたのが、精神面の強化だ。創立者・池田名誉会長が野球部に贈った指針『心で勝て 次に技で勝て 故に 練習は実践 実践は練習』を心に、弱い自分と向き合い続けた。『真剣勝負の練習』と『課題を明確にした実践』の往復作業で、“負けない心”を培ってきた。20日の新人選手選択会議(ドラフト会議)では、5球団の競合の末、福岡ソフトバンクホークスから1位指名を。アマチュア球界ナンバーワンの評価を受けるまでに成長した。

 同じく東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受けた池田投手も、創価の『人間野球』で、実力が大きく開花した一人だ」

※創価大学陸上部が箱根駅伝予選会を3位で突破し、本選出場を決めたことに創価学会が欣喜雀躍。また、プロ野球ドラフト会議で、創価大学野球部の田中正義投手・池田隆英投手が、それぞれ福岡ソフトバンクホークスと東北楽天ゴールデンイーグルスに指名されたことを、「聖教新聞」が大きく報じている。

 特に創価大学が箱根駅伝予選会を突破したニュースは、1面トップでの大々的報道。教団傘下の大学が、いまや正月の風物詩となり、全国的人気を誇る箱根駅伝への出場を決めたことを喜ぶのは分からぬでもないが、1面トップで報道するとは、創価学会にはよほど明るい話題がないものと見える。

 ドラフト会議当日、会議の模様を放送したTBSは、ドラフト特別番組も放送。その中で創価大学の池田投手を取り上げ、お涙頂戴の感動ドラマに仕立てていたが、その番組提供は聖教新聞社。池田投手が頑張ったのはわかるが、あざとい番組構成に鼻白んだが、その内容とほとんど同じ内容が「聖教新聞」掲載されていたことには笑えた。

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