6月号

6月号目次

閻魔帳

改憲阻止へ共産党を含む野党共闘 自公政権は「平成の赤狩り」で対抗川﨑泰資

特集/迫る2016参院選―宗教と政治

政教一体で闘争煽る創価の欺瞞性

信教と思想の自由侵す創価学会選挙 政教分離原則違反の政治力行使/柿田睦夫

「参院での自公過半数回復」のこの3年で突き進んだ「戦争ができる国・ニッポン」/古川利明

宗教法人・創価学会の「選挙活動」奇々怪々‼

宗教団体と政党の打算と思惑

日本会議、創価学会、統一教会(家庭連合)…参院選に向け安倍政権を支える各団体の思惑/鈴木エイト

安倍自公政権の批判軸となりうるのか野党共闘/藤倉善郎

連載

信濃町探偵団・拡大版──参院選に血眼の創価学会最新動向

ヨーロッパ・カルト事情220

パリの総合的犯罪予防治安計画とセクト対策(2)広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 伊勢志摩サミットのため来日していたアメリカのオバマ大統領が、原爆を投下したアメリカの現職大統領として初めて広島を訪問。原爆資料館を訪れるとともに、原爆慰霊碑に献花。17分にわたるスピーチを発表しました。アメリカ国内では原爆投下正当化論が根強い中で、広島訪問を決断したオバマ大統領には敬意を表したいと思います。またスピーチの内容も、たぶんに理念的でしたが、原爆の記憶の風化を危惧し、歴史を直視する責任と、核兵器のない世界を追求する勇気をもたなければならないと訴えた上での、「広島と長崎は核戦争の夜明けとしてではなく、道徳的な目覚めの始まりとして知られるだろう」との結びの言葉には、胸を打つものがありました。

 今後、大統領の任期が切れた後も、唯一の核兵器使用国の大統領だった人物として、核廃絶に尽力していただきたいものです。

 その一方で、安倍首相の演説は鼻白むものでした。小誌前号ならびに前々号の「閻魔帳」でも指摘しているように、安倍首相は平和主義を掲げ、戦力不保持を謳う日本国憲法下でも核兵器の保有と使用は可能と発言してきたばかりか、閣議決定まで行っているにもかかわらず、核兵器のない世界を実現するための努力をすることが「今を生きる私たちの責任だ」とは、どの面さげて、としかいいようがありません。

 そもそもオバマ大統領の次に安倍首相が演説する必要などあったのでしょうか。伊勢志摩サミットとともに、オバマ大統領の広島訪問を、自らの政権浮揚と、選挙対策に利用したとしか思えない一幕でした。

 その安倍首相は、来る参院選で憲法改正にむけて、参議院でも3分の2の議席を獲得することを企図しています。そして安倍首相を支える創価学会・公明党も、参院選勝利にむけて組織上げての選挙闘争を繰り広げています。

 小誌今号では、文字通り日本の命運を左右するであろう参院選を前にしての、宗教と政治の現実と、宗教団体と政党の動静や思惑について特集を組みました。

 小誌発刊の動機は、創価学会という全体主義的体質を色濃く持つ特異な宗教政治集団と、自民党が融合し、自由で民主的な国家・社会を変容させてしまうことへの危惧感に基づいています。

 いま、まさに日本は立憲主義に基づいた民主主義国家でありつづけるのかどうかの岐路に立っています。国民有権者には、特に宗教者には賢明な判断で、参院選における政治選択をして欲しいものです。

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