信濃町探偵団

信濃町探偵団──創価学会最新動向

●東日本大震災・原発事故5年の節目・

 選挙闘争を煽る「永遠の師匠」

3月8日付「聖教新聞」「東日本大震災5年福光の未来を共に第1回東北青年音楽祭」「池田SGI会長がメッセージ贈る 生命尊厳の希望の明日を」「宮城 岩手 青森 秋田 山形 福島から7000人が集う」「村井宮城県知事らも鑑賞」

「第1回『東北青年音楽祭』が6日、宮城・利府町に立つグランディ・21のセキスイハイムスーパーアリーナで意気高く開催され、東北6県から7000人が集い合った。これには池田SGI会長がメッセージを贈り、心から祝福。東北の若人が『生命尊厳の文明』の旗頭として、勝利に晴れわたる希望の明日を、不撓不屈の東北魂で開きゆけと念願した。村井嘉浩宮城県知事ら多数の来賓も参加し、東北の復興を誓う青年たちのステージを鑑賞した」

同「SGI会長のメッセージ 東北に青春凱歌は轟けり」

「世界に希望の虹を懸けゆく東北青年音楽祭の開催、おめでとう!今、私の心も、わが誉れの若き皆さんと一緒にあります。(中略)大災害の打ち続く世に『立正安国』のために戦い抜かれた日蓮大聖人が、熱い涙を流されながら、皆さん一人一人の手を取り、労い、讃えておられるでありましょう。(中略)この5年間、尊き尊き東北の友は、一日一日、その無限の生命の光を発揮してきました。そして、いやまして、東北の若人が心の財を積みながら、人類が願ってやまない『生命尊厳の文明』の旗頭となって世界をリードしてくれる未来を、私は展望しております。いな、確信しております」

3月11日付「聖教新聞」「池田SGI会長 随筆 永遠なれ創価の大城」「輝け『福光』の凱歌」「『冬は必ず春』を我らが実証 東北の負けじ魂はいよいよ厳たり」

「三月六日の日曜日、宮城・利府町の大舞台に、東北六県の若人をはじめ七千人が集い、春を呼ぶが如く第一回『東北青年音楽祭』が行われた。青年部・未来部による福光の凱歌と希望の調べ──その歓喜と感動は、私のもとまで明るく晴れ晴れと轟いてきた。皆それぞれの使命の場所で奮闘し、そして日本一の希望の拡大を見事に果たしての祭典である(中略)あらゆる苦難を変毒為薬し、大東北は勝った!(中略)

 過酷なる運命の烈風に晒された一人が、人間革命の翼を広げる英姿が、地域に社会に、どんなに勇気を贈りゆくことか。一人の『生命の宝塔』の限りない尊厳性に、万人が眼を開く。そこに『立正安国』の出発点もある」

3月12日付「聖教新聞」「311東日本大震災から5年 全犠牲者の冥福と被災地復興を祈念」「東北40会場をはじめ全国で厳粛に福光勤行会」「池田名誉会長、原田会長は総本部で」

「東日本大震災から5年──全犠牲者の冥福と被災地の復興を祈念する『福光勤行会』が11日、東北40会場をはじめ全国で行われた。池田名誉会長は総本部の創価学会第2別館でねんごろに勤行・唱題を行い、東北の同志にメッセージを送った。原田会長は、広宣会館で各部の代表と勤行」

同「名誉会著のメッセージ 妙とは蘇生の義なり 世界一の幸福勝利の春よ、来れ!」

「広宣流布と立正安国の総仕上げを担い立つ『地涌の旗頭』として、自他共に笑顔と喜びと福徳満つる天地を、断固として築き、広げていただきたいのであります。みちのくの我らは、いかなる苦難が立ちはだかろうとも、『苦楽ともに思い合せて』題目を唱え、『負けでたまっか』と、いよいよ東北魂を燃やし、凱歌の人生を勝ち開いていこうではありませんか!」

※東日本大震災・福島第一原発事故から5年の節目となった3月11日。被災地・東北を中心に各種の追悼行事が催される中で、創価学会も3月11日前後に、犠牲者の冥福や東北の復興を祈る音楽祭や勤行会を開催した。その音楽祭や勤行会には、池田大作名誉会長がメッセージを寄せている。慰霊や激励の文言が散りばめられてはいるものの、池田氏のメッセージの底意は、震災・原発事故が発生した当日にあたる3月11日開催の「福光勤行会」宛てメッセージにおける次のような一文に明白である。

「広宣流布と立正安国の総仕上げを担い立つ『地涌の旗頭』として、自他共に笑顔と喜びと福徳満つる天地を、断固として築き、広げていただきたいのであります」

すなわち来る参院選(衆参同日選挙の可能性も)の選挙闘争に、被災地・東北をはじめとする全国の学会員を動員しようということである。

 それにしても、音楽祭に東北各県の青年部員が参加したことを、「大災害の打ち続く世に『立正安国』のために戦い抜かれた日蓮大聖人が、熱い涙を流されながら、皆さん一人一人の手を取り、労い、讃えておられるでありましょう」とは、さながら「講釈師見てきたような嘘をつき」の類であり、宗教的ステージでの激励とはいえ臭気が強すぎる。

 周知のように創価学会は、会則で「日蓮大聖人」を「末法の御本仏」と位置づけているが、たぶんに理念的であり、多くの学会員にとって真に尊崇・敬愛する宗教指導者は、同じく会則で「永遠の師匠」と規定されている池田大作名誉会長にほかならない。すでに700有余年前に物故している「日蓮大聖人」よりも、現実に存在し同時性を有する池田氏に親近感を覚えるのは当然だが、創価学会では「師弟不二」という得意な宗教的理屈で、学会員に池田氏への信服随順と敬慕の念を強要しているのだから、それも当然である。

 そうであるならば、大震災・原発事故の被害にもめげずに音楽祭に集った若人を、熱い涙を流しながら、一人一人の手を取って労い、讃えるべきは、「日蓮大聖人」ではなく、生きている「永遠の師匠」の役割ではないのか。

 だが、その池田氏は東日本大震災・原発事故発生以来、一度も東北に足を運んでいない。先日、今夏の参院選で公明党候補が立つ選挙区中、最激戦区となる埼玉には、夫人とともに足を運んでいるのだから、東北に赴くことも不可能ではないはず。だが5年の節目にあたっても池田氏は東北に足を向けなかった。おそらく池田氏にとっては、東北の人々を激励するよりも、目先の参院選での埼玉選挙区の勝利の方が重要なのだろう。

 同様に池田氏は、メッセージにおいて甚大な放射能被害をもたらした原発事故についても一切触れることはなく、無視黙殺を決め込んだ。原発事故翌年の平成24年1月に発表した「SGIの日記念提言」では、「原発に依存しないエネルギー政策への転換を早急に検討していくべきだ」と訴えていたにもかかわらず、今日に至るまで池田氏は、原発の再稼働と輸出に腐心する安倍自公政権を批判することはない。原発事故から5年となる今年の「SGIの日記念提言」でも、原発問題に触れることはなかったが、いまだに福島第一原発の事故は収束のメドすら立たず、平成28年1月現在、福島県が発表した原発事故による避難者数は約10万人に及んでいる。にもかかわらず池田氏は脳天気にも「あらゆる苦難を変毒為薬し、大東北は勝った!」と宣言。参院選への闘争を煽っている。つくづく罪深い人物としかいいようがない。

●原田会長が韓国訪問

3月6日付「聖教新聞「原田会長ら韓国訪問団がソウルで李寿成元首相と会見」「元首相 不戦と人間愛の世界へ 池田先生の精神に学びたい」

「原田会長をはじめとするSGI韓国訪問団が5日、首都ソウルの韓国SGI本部を訪問。同日午後3時から同本部で韓国元首相の李寿成博士と会見し、約1時間にわたり、和やかに語り合った」「(李博士は)9912月には、東京・八王子市内で、池田SGI会長と出会いを結んだ。会見では、原田会長が、SGI会長の伝言を紹介した。SGI会長は伝言の中で、99年の出会いを述懐。李博士との有意義な語らいは、永遠の心の思い出となっているとの真情を伝えた。李博士は厚情に感謝し、『池田先生は民衆を愛し、目の前の“一人”を愛する方です。今の指導者たちが、先生の対話の精神に学べば、不戦と人間愛の世界を築くことができるでしょう』と強調した。(中略)原田会長は、李博士の韓国SGIに対する深い理解に感謝しつつ、今後も韓国の方々と、これまで以上に交流と友好を深めながら、確かな平和建設の歩みを進めていきたいと述べた」

3月7日付「聖教新聞」「韓国人口1300万人最大の行政区域京畿道から池田SGI会長に名誉道民証」「知事 対話の力で世界平和に貢献」

「韓国最大の行政区域である京畿道から、池田SGI会長に『名誉道民証』が授与された。対話による世界平和の建設と、文化・芸術振興への多大な貢献を讃えたもの。授与式は6日、首都ソウルにある韓国SGIの池田記念講堂で盛大に挙行され、京畿道の南景弼知事から、訪韓中の原田会長に『名誉道民証』が代理授与された。式典には元駐日大使の権哲賢氏、京畿文化財団の趙昌煕代表理事が来賓として出席」

3月9日付「聖教新聞」「316『広宣流布記念の日』を祝賀」「韓国躍動の全国幹部会 原田会長ら訪韓団が出席 ソウルの池田記念講堂で」

316『広宣流布記念の日』を祝賀する韓国SGIの全国幹部会が6日午後首都ソウルの池田記念講堂で盛大に行われた。これには、原田会長、笠貫SGI女性部長ら韓国訪問団が出席。池田SGI会長がメッセージを寄せ、韓国広布の躍進を心から祝福した。会場には、全土から3400人の代表が集い、金仁洙理事長、金殷瀾婦人部長らとともに、学会創立100周年の2030年へ、誓い新たに出発した。会合の模様は、同国内192会場に同時中継され、約4万人の同志が参加した」

「SGI会長は、見事な大発展を遂げた韓国の友を心から励まし、『今や、全世界が模範と仰ぐ、SGIの希望のトップランナーであります』とたたえた。そして、戸田第2代会長が平和と安穏と幸福を願った韓国の地で、『我らこそ「世界平和の柱」なり。「人間教育の眼目」なり。「民衆文化の大船」なりとの誇りも高く、自らの国土の広布をさらに進めていってください』と念願した」

3月10日付「聖教新聞」「原田会長慶南大学朴総長と会見」

「原田会長らSGI韓国訪問団は7日午後、韓国・慶南大学の朴在圭総長と会見。ソウルにある、同総長が創立した北韓大学院大学で和やかに語り合った」

※創価学会の原田稔会長が、3月初旬、韓国を訪問し、韓国SGIの幹部会等に出席するとともに、李元首相などとも会談した。突然の韓国訪問だが、原田会長は、一昨年来、インド、ヨーロッパと世界各地に足を運び、SGI組織への梃入れを図っているだけに、SGIの中で最大の教勢を誇る韓国SGIへの訪問は不思議ではない。

 原田会長・谷川佳樹主任副会長を中心とする現・創価学会執行部は、一昨年来、会則を変更し、本尊・教義の改変に着手するなど、創価学会の体制変革に腐心しているが、そうした変革の一環として、現在、任意団体として各国の組織に一部、自主的な運営が許されているSGI組織の中央集権化も図られているという。

 特に韓国は、第一次・第二次の日蓮正宗と創価学会の対立・紛争の過程で、組織が四分五裂。また韓国SGI内部での権力闘争・内部抗争も日常茶飯と伝えられる。それだけに早急なテコ入れの必要性に迫られていたと見られている。突然の韓国訪問の裏にはなにがあるのか、詳しくは本誌今号のトピックスをご参照ください。

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